高い信用スコアを得ることよって生まれる様々なメリット

信用力をスコアリング

個人の信用力が個人にひもづく膨大な量のデータによってスコアリング(数字化)される時代になりつつあります。

到来するのは個人の信用力が数字で表現される、まるでSF小説やアニメのような世界です。

このような時代の変化に対して不安や怖さを感じる人もいると思います。

個人のプライバシーを守りたいと心理的な抵抗を感じる人もいるでしょう。

しかし、自分の信用力をスコアリングし、そのスコアを活用できる連携サービスを使うことには様々なメリットがあります。

もちろんメリットだけでなくデメリットもありますが、この記事ではメリットの方を解説したいと思います。

信用スコアが高いとどんなメリットがあるのか?

信用スコアは単なる数字の羅列です。

なので信用スコアの数字が高いだけではそこまで意味やメリットはありません。

数字だけだと他人と比較して、違いに一喜一憂したり自慢するくらいにしか使えません。

高い信用スコアは、信用スコアと連携しているサービスを使うことによってはじめて大きなメリットが生じます。

では、信用スコアと連携しているサービスを使うことによってどのようなメリットがあるのか解説します。

評価を連携しているサービスにも引き継げる

個人への高い評価や評判があればどんなサービスも有利な状態で利用することができます。

とくに面識の無い個人対個人(CtoC)の取引や交渉があるサービスを使うときはこれが顕著です。

代表的なCtoCサービスは

  • シェアリングエコノミー

  • SNS

  • マッチングアプリ

などのジャンルです。

もし高い信用スコアを持っているのであれば、連携しているこれらのサービスにおいて

高い信用スコアを持つ=高い評価を得ているので信頼できる

という評価を最初から得ることができます。

ただし、信用スコアと連携するかどうかは各サービスに任されており、少なくとも日本においては特定に信用スコアと連携しているサービスは2018年10月現在はゼロとなっています。

信頼関係

信用スコアが高いとモテる?

アメリカにはFICOスコアと呼ばれる信用力を表すスコアサービスがあります1)FICOスコアは一般的に「クレジットスコア」とも呼ばれます。

FICOスコアは生活のあらゆる面で使われますが、男女の出会いの場でも相手を信用できるかどうかにも使われています。

これは日本で最も人気のあるマッチングアプリ「Pairs(ペアーズ)」を運営している株式会社エウレカの親会社であるマッチグループが発表しています2)https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-08-24/OV5ITXSYF01S01

マッチグループによる調査によると、

全体の58%は、信用スコアの高さはいい車に乗っているかどうかよりも大切だと答えた。

とあります。

つまり、昔のように高級車や高級時計を所有しているだけではモテない、ということです。

信用スコアが低ければ高い時計や高級車も意味がなくなってしまいます。

アメリカの信用スコアはおもに金銭面での信用力を判断していますが、もし性格と金銭面両方の信用力を分析するスコアが普及すれば、そのスコアは恋愛や結婚などを大きく左右することになりそうです。

じっさい、中国の人気信用スコアサービス「芝麻信用」は中国人の結婚事情に大きな影響を与えていると言われています。

中国で活用されている芝麻信用は高いスコアを持つことによって利用者にメリットがある仕組みです。芝麻信用の高スコア獲得者にどんなメリットがあるのかをまとめました。

有利な条件でサービスを使える

信用力が高いと連携するサービスを有利な条件で使うことができます。

とくに金融系のサービスではメリットがとてもわかりやすく

  • 低い金利でお金を借りることができる

  • 住宅や自動車のローンを低金利で組むことができる

  • クレジットカードの限度額が上がる

  • ランクが高いクレジットカードを発行してもらえる

など、信用力が高いと様々な面で優遇されます。

じっさいこれら金融に関係する会社は申し込みを受けると、様々な情報をもとに申込者の信用力を診断しています。

そして信用力にもとづいてサービスの条件や、申し込みを許可するか否認するかを決定しています。

もし外部の信用スコアという基準があると、内部だけでなく外部からも信用力を診断する情報を得られるので、信用力のスコアリングの精度が高くなるなどのメリットが会社側にもあります。

パーソナライズ(個別化)されたサービスを使える

今の社会において、大抵の商品は大衆(マス)に向けて作られています。

これは資本主義社会ですから仕方ありません。

ですが、もし個人のパーソナルデータを大量に保有し、これを分析できれば個別にカスタマイズされたサービスや商品を個人個人に提供することが可能になります。

分野としては

  • 金融

  • 保険

  • ファッション・アパレル

などが挙げられます。

これらの分野では個人の

  • 金融データ

  • 生体データ

などを活用すればその人に最適のサービスや商品を作ることが比較的簡単です。

そして、じっさいニーズもあるので実用化はかなり早そうです。

具体的には保険などで健康年齢と連動した商品が徐々に増加しています。

保険の場合は健康年齢が若ければ若いほど保険料が安くなるので、加入者にとってはとても有り難い商品です。

実年齢ではなく健康年齢で保険料が決まる健康連動型保険についての解説です。健康連動型保険の概要や仕組みを知りたい方は参考にしてください。

審査があるサービスに合格しやすい

個人への入会審査があるようなサービスでは信用力の高さがモノをいいます。

信用力が高ければ高いほど審査は通過しやすくなりますし、審査にかかる時間も短縮されます。

具体的な例をあげると

  • 賃貸物件の入居審査

  • 会員制高級マッチングアプリの入会審査

  • クレジットカードの入会審査

などがあります。

もし信用スコアが社会のインフラ的に普及すれば企業の新卒や中途採用等など、就職の現場でも使われるかもしれません。

就職試験は言うまでもなく、採用する企業型がおこなう一種の審査です。

就職試験

サービス利用料が値引きされたりデポジットが不要になる

信用スコアが高いとサービスの利用料金が安くなるなどのメリットもあります。

ただ、サービスの利用料金そのものが安くなるというよりは

  • レンタル系サービスの保証金が無料になる

  • 賃貸物件の保証金が安くなったり無料になる

このように、オプション的にかかっていたデポジット料金が安くなります。

デポジット(預かり金)はそもそも相手が信用できないために発生するお金です。

もし信用スコアによって、相手が信用できると判断できていればデポジット料金はいりません。

なので、高い信用スコアを持っていれば、その人にはデポジットという仕組自体が不要なものとなります。

サービス利用料金の支払いがツケ・後払いが可能になる

信用スコアが高いと信用力が高いので、サービスの

  • 後払い

  • ツケ払い

などがしやすくなります。

おそらく後払いやツケ払いに対応するサービス(レジなどの決済システム)が増加し、信用スコアが高い人は現金を持ち歩く必要がなく、キャッシュレスで生活ができるようになるはずです。

キャッシュレスで決済

最大のメリットは努力が報われること

高い信用力をもつ最大のメリットは

「人から信頼される人間になろう」

と決意し、目標に向かって努力すれば報われることです。

信用スコアは個人のデータをもとに判断されます。

そして、信用スコアが高くなるようなデータは、その人が所属する社会の倫理と照らし合わせて正しい方向に努力(行動)すれば手に入れることができます。

努力した結果としてデータを手に入れれば信用スコアは高くなり、信用スコアと連携するサービスを使うことによって報われます。

努力すれば報われる社会はありそうでなかなか存在しません。

しかし、信用スコアは努力や手間ひまをかければ大抵上がります。

なので、高い信用スコアを獲得する努力をすれば報われる可能性がとても高いです。

これが最大のメリットではないでしょうか。

脚注・引用   [ + ]

1. FICOスコアは一般的に「クレジットスコア」とも呼ばれます。
2. https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-08-24/OV5ITXSYF01S01
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