生命保険や医療保険はその中身が不透明であることで知られています。
※嘘とか詐欺ということでなくただ公開されておらず不透明だということです
しかし、公共性が高く必要性もあるサービスなので万が一に備えてみんな保険に加入します。
その結果として大手保険会社は莫大な売り上げを叩き出しています。
そもそも市場規模が40兆円と言われていますので、保険業界は巨大なマーケットなのです。
このような状態をチャンスと捉えているのが新進気鋭のベンチャー企業です。
国内外で
「InsurTech(インシュアテック)」や「インステック」
と呼ばれるネットやスマホなどの最新テクノロジーを活用したサービスが勃興しています。
株式会社justInCase(ジャストインケース)が提供する
「スマホ保険」
もその中のひとつです。
このページの目次
justInCaseの「スマホ保険」とは?
justInCase(ジャストインケース)のサービス概要をまとめます。
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保険の補償対象:スマホの画面割れ・水没・破損等の修理費用
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契約期間:1年(途中解約は可能)
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毎月の料金:200〜500円を予定
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決済方法:クレジットカード・デビットカード
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利用可能年齢:20歳以上
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サービスURL:https://justincase.jp/
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公式Twitter:https://twitter.com/justincasehoken
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運営会社:株式会社justInCase
ちなみにjustInCaseのスマホ保険は保険の種類のなかでも
「少額短期保険」
と呼ばれる保険となります。
つまり
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保険料は少なめで
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保険金も少なめで
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契約期間が短期(1年)と決まっている[1]保険の契約を延長することはできます。
という保険です。
スマホ画面(ディスプレイ)のひび割れに対しての保険
バイト代やお小遣いを数ヶ月ため、大金を払ってスマホを購入したとしても、スマホは壊れやすい電気機械です。
だからiPhoneでもAndroidでも、壊れるときは簡単に壊れます。
新品でも一回地面に落とせば、それで壊れることもあります。
そんなときスマホ保険に加入していたら補償を受けたりすることができます。
justInCaseの保険の対象となるのはiPhoneやAndroidなど、スマートフォンの画面(ディスプレイ)です。
経験がある人はわかると思いますが、ヒビは簡単に入りますし、交換の費用は数万円かかるのが普通です。
けれど保険に加入していれば安心して使うことができます。
ただし、すでにヒビが入っているようなスマホは保険に加入ができません。
加入したいときはスマートフォンの写真を撮影して送信し、契約可能かどうかを判断してもらうことになります。
ちなみに、justInCaseのような狭い範囲を対象とした保険は「マイクロ保険」「ミニ保険」などと呼ばれ、今後はこのようなニッチなジャンルの保険が増えると言われています。
justInCaseの仕組みや特徴
justInCaseの仕組みを簡単に解説します。
特徴のひとつである友達プールなどは海外の保険会社では事例としてありますが、日本ではほとんど見かけることは無い新しい仕組みです。
ドイツの保険会社「フレンドシュアランス」などでは友達プールの仕組みを使って口コミでの保険加入者の増加に成功しています。
保険はその仕組み上広告をたくさん出さないと加入者は増えません。
しかし、友達プールのような仕組みは広告の代わりに口コミで加入者が増え、結果として保険料が安くなるので加入者にとってもメリットが大きいです。
特徴その1. スマホアプリから90秒で加入できる
保険というと、保険の外交員に強引に勧誘されるなどのイメージがあります。
さらに、わかりにくいという印象もあります。
しかし、justInCaseなら
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シンプルな保険で
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アプリから90秒で加入できる
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だから営業の外交員と会う必要がない
という特徴があります。
なので大学生や若い社会人でも気軽に、保険に入りたいときに入ることができます。
特徴その2. 保険料はAI(人工知能)がデータを分析して決定
justInCaseでは毎月末に保険が更新されます。
そして、安全にスマホを使っていれば保険料が安くなる可能性があります。
安全に使っているかの判断については
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どれくらいの距離をスマホを持って移動しているか
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乱暴に扱うなど破損の危険性が高い使い方をしていないか
など、スマホのGPSから取得したデータをAI(人工知能)が分析し、毎月月末5日前に数値化してくれます。
数値は
「安全スコア」
という値でアプリ内から確認可能です[2]平均点は50点と公表されています。
基本的にはスコアが高ければ高いほど「良い加入者」として判断され、更新時の保険料が安くなります。
これは大事にスマホを使っている加入者は優遇される仕組みで、自動車保険におけるテレマティクス保険と似ていますね。
特徴その3. 友達と一緒に保険に加入する「友達プール」
justInCaseには「友達プール」という仕組みを保険の内容に取り入れています。
友達プールは「P2P保険」とも呼ばれます。
これは友達同士でグループを組んで保険に加入し、保険料の一部をプールする仕組みです。
友達プールは最大10名で参加可能で、人数が多ければ多いほど保険料が安くなります[3]友達プールを利用せずに1名でも保険に加入することは可能です。。
もし友達プール内の誰かから保険の請求があればプールされたお金から支払いをすることになります。
※損害が大きければ保険会社も負担してくれるはずです
この仕組みにより、
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友達プールの参加者はスマホを大事に使うようになる
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友達どうしでつながっているので保険の不正請求がなくなる
などのメリットもあります。
保険加入者のスマホの破損が減り、さらに保険の不正請求が減れば保険会社の利益が増えます。
だからという訳ではありませんが、安全にスマホを使っている友達プールには割引が適用されます。
よってみんなで安全に使えば良い条件で保険に加入することができるのです。
友達プールの参加者はお互いの安全スコアが確認できるので、安全に使っていない人がいたら注意することも可能です。
保険料や補償料について
ここからはjustInCaseの
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保険料
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補償料
について解説していきます。
保険の月額料金
保険料は
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支払い上限額(20,000円・50,000円のどちらかを選択)
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自己負担金額(0円・4,000円のどちらかを選択)
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友達プールの友達の数
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加入者の安全スコア
などによって変化しますが
月額200〜800円
くらいの金額が目安となります。
iPhoneアプリが正式にリリース
justInCaseのiPhoneアプリが正式にリリースされました。
iPhoneやiPadをお持ちの方はダウンロードしてください。
コメント
justInCaseは、アクチュアリーにとっても非常に興味深いため、いろんな意見交換を行っています。
http://egg.5ch.net/test/read.cgi/hoken/1509853151/