メルチャリでマイルを貯めたりお手伝いをするメリット

メルチャリ

※メルチャリは2019年6月に事実上の撤退を発表しました。なので最新の情報とは内容に相違がある恐れがあります。最新情報を確認したい方はお手数ですが他サイトにてご確認ください。

フリマアプリで有名な株式会社メルカリが株式会社ソウゾウを通して、シェアサイクルサービスの

「メルチャリ」

を2018年2月27日にリリースしました。

まずは福岡駅周辺からサービスを開始し、2018年8月からは東京の国立市でもサービスを利用できるようになっています。

メルチャリの概要

メルチャリの概要をまとめます。

メルチャリはシェアリングエコノミーの一種であるシェアサイクルサービスです。

メルチャリが管理する自転車をみんなで共有するサービスで、会費などは不要で自転車に乗った分数に応じて課金される仕組みです。

アプリの登録はフリマアプリ「メルカリ」でアカウントを持っていれば、メルカリのアカウントをつかい登録・ログインができます。

メルチャリを利用できる人について

メルチャリは誰でも利用できますが、未成年の場合は

  • 保護者

  • 親権者

などの同意が必要です。

他にも利用対象となる身長や13歳未満の利用などについて記載がありますので、利用を希望する方は利用規約やプライバシーポリシーをしっかり読んでから使ってください。

メルチャリが利用可能な地域や場所

2018年10月現在でメルチャリが利用できる地域は

  • 福岡駅周辺

  • 東京都国立市

です。

まだ対応地域は少ないですが、これから実証実験などを繰り返しながら利用地域は拡大すると思います。

メルチャリの使い方

使い方を簡単に説明します。

まず、ユーザーは

「ポート」

と呼ばれるメルチャリの自転車が置いてある専用駐輪場を探します。

ポートはアプリを起動すればGPSをつかって地図上から簡単に探すことが可能です。

ポート画面

そして乗りたい自転車を選び、

  • 故障していないか

  • タイヤに空気は入っているか

などをチェックします。

チェックして問題がなければアプリで自転車のサドルの下にあるQRコードを読みとり鍵を解錠します。

鍵はtsumugという会社がメルカリと共同で開発したスマートロックで、余談ですがtsumugはメルカリの出資先でもあります。

解錠したらあとは自転車に乗るだけです。

ちなみにメルチャリの自転車に乗ることは

「ライド」

とよばれます。

返却するときは乗車するときと同じくポートを見つけて綺麗に駐輪してください。

ポート以外の場所での乗り捨てはマナーとして良くないので絶対にやめましょう。

ポートは乗車したときと別のポートでも大丈夫です。

駐輪したら鍵を閉めてください。

これでライドが終了となります。

鍵を開けてから閉めるまでが一回のライドとなり、ライドした分数に応じて課金されます。

料金と支払い方法

メルチャリの料金は1分あたり4円となっています。

支払いについては利用した月の翌月末が支払い期限となります。

支払い方法は

  • クレジットカード決済

  • コンビニ支払い

に対応しているのでクレジットカードを持っていない人でも使えます。

これらの決済方法以外にも、将来的にはメルカリで実装されるであろう決済サービス「メルペイ」も使えるようになる可能性は高いと思います。

マイルを貯められる「クラブメルチャリ」の仕組み

メルチャリには

クラブメルチャリ

というものがあり、

  • ライド

  • お手伝い

  • イベント参加

などの行動によって、

「マイル」

がたまっていく仕組みです。

クラブメルチャリという名称から、将来的にはコミュニティ的な機能が実装されるかもしれません。

マイルはユーザーにとって様々なメリットがあります。

マイルのメリットというか、使い方を簡単にまとめます。

クラブメルチャリ

マイルを貯めるメリットその1. 特典をもらえる

クラブメルチャリの中に

「次の特典」

というコーナーがあり、ここで

  • 次の特典まであと何マイル必要か

  • 次の特典は何か

を確認できます。

マイルをためれば確実に特典をもらえますので、一種のインセンティブになります。

マイルを貯めるメリットその2. メルカリでも使えるポイントに交換

もしマイルが一定の数値に達したらそのマイルはポイントに交換できます。

ポイントは1ポイント=1円として、メルカリでの商品購入に使うことができます。

だからメルチャリの運営に協力すればメルカリで使える通貨が手に入るとも捉えることができます。

「お手伝い」とは?種類とメリットについて

クラブメルチャリの「お手伝い」とは何でしょうか。

これはメルチャリの運営の「お手伝い」です。

お手伝いをするとマイルという形で感謝のしるしを受け取れるので、お手伝いをして損をすることはありません。

マイルにはたくさんのメリットがあるので、ぜひ積極的にお手伝いをしてください。

お手伝いにはいくつか種類があります。

お手伝いその1. ライドのレビュー投稿

ライドが終わるとライドについてのレビューを

  • よい

  • わるい

で評価でき、「わるかった点」も投稿できます。

レビューは運営に伝わるので、改善点などがあったら意見してみましょう。

もしライドしたら最低でもよい・わるいのどちらかのレビューを投稿してマイルをかせぐのがおすすめです。

お手伝いその2. 故障している自転車の報告

自転車はいろいろな人に使われるので乗るときに故障していたり、使っている最中に故障することもあります。

もし故障したり故障を見つけたりしたらアプリ内の「ヘルプ」にある「放置・故障車をみつけた」から運営に報告してください。

  • 自転車番号

  • 詳細

  • 写真

などの情報がフォームから送れます。

故障の報告

お手伝いその3. ポートの外に放置されている自転車の報告と移動

メルチャリはシェアサイクルですので自転車はさまざまな人に使われます。

中にはマナーを守らない人もいるはずです。

もしメルチャリの自転車がポートではなく外に長時間放置されているのを見かけたらアプリでQRコードを読み取り鍵をあけ、ポートまで移動させてください。

ポート外に放置された自転車をポートに駐輪するとライドが15分無料になります。

お手伝いその4. ポートの異常の報告

自転車ではなくポートに異常があるときも報告することができます。

異常の例をあげると

  • 自転車が整列していなくてバラバラだった

  • メルチャリ専用の自転車以外の自転車があった

  • 絵などで汚されてた

などです。

自転車の故障とおなじく「ヘルプ」にある「放置・故障車をみつけた」にある「自転車やポートについての報告」で運営に報告することができます。

お手伝いの履歴はメルチャリお手伝いで確認可能

お手伝いの履歴は

  • 累計マイル

  • 総ライド回数

  • 総消費カロリー

などと一緒にマイページで確認できます。

お手伝いをしてできるだけお得にメルチャリを利用してください。

お手伝い確認画面

ルールとマナーは守る

お手伝いをするような方なら大丈夫だと思いますが、メルチャリを利用するときはシェアサイクルのルールとマナーを必ず守りましょう。

具体的には

  • 自転車の乗り捨てをしない

  • 乗った自転車はポート内に綺麗に整列させて置く

  • もし乗っているときに自転車を壊したら自ら運営に報告する

などで、つまり他の方からのお手伝いが不要な状態にすることがルールやマナーとなります。

他にも交通ルールを守るなどがありますが、くわしくはメルチャリのアプリ内の「ヘルプセンター」から「メルチャリガイド」にある「ルールとマナー」を確認してください。

ルールとマナーをしっかり守れば、もし将来メルチャリに中国のシェアサイクルサービスの「ofo」のような独自の信用スコアが導入されたとき、様々なメリットが発生するかもしれません[1]ofoでは「奇点」という自社の信用スコアが導入されています。

脚注・引用

脚注・引用
1 ofoでは「奇点」という自社の信用スコアが導入されています。
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コメント

  1. nznz より:

    いつも楽しく拝見しております。

    メルチャリについて、節約もでき、エコで、ヘルシー、ついでに、ポートが密だとバスより早く目的地に近いこともあると、私も普及を応援する考えです。

    さて、先日メルチャリでお手伝いライドをしたところ、お手伝いに認証され、次回15分無料チケットは貰えましたが、予想外に、お手伝い分ライド料金を請求されました。

    手違いでは?と運営に連絡したところ、お知らせに記載済の仕様とのこと。
    ご意見は共有しよりよい方向へ改善に務める旨の丁寧な返答でしたが、驚きました。

    現仕様は、多くの方が考えるお手伝いでないと思いました。
    お手伝いとは、労働力と時間、時に集合場所への往復移動費は無償提供するもの。
    サービス利用料の負担には違和感を覚えます。

    拡散力の大きな本サイトでもお手伝いライドを推奨されていましたが、お手伝い時の請求の記載はなく、現仕様は周知不足でトラブルのもととなることを懸念しご連絡した次第です。仕様の改善を願うばかりです。

    利用者にて乗り捨て自転車を戻し、利用可能に循環させる良い仕組みが壊れてしまいそうです。
    15分かけてポートに戻し、15分支払い、15分チケットをもらうでは、メリットがありません。
    ポート到着が15分を超えては出費の方がかさみます。
    確実に5分以内にポート到着可能なら実施し、それ以上は見て見ぬふりになりそうです。

     1.徒歩等で、放置自転車に向かう [体力・時間]
     2.開錠し、最寄りポートを調べる [通信料]
     3.自転車を運転し移動する    [体力・時間]  [利用料]を請求すべきか
     4.施錠する           [通信料]
     5.徒歩等で、元の場所等に向かう [体力・時間]

  2. メルチャリ乗ってみたい人 より:

    まだ、メルチャリを利用したことはないのですが、近くにポートができたのでいろいろ調べているところです。
    私も、お手伝いは15分以内なら無料になるのかと思ってました。
    お金が発生するならお手伝いではないのでは?
    もともと、乗る予定があって利用するのだから15分以上かかったらその分を支払うのは当然だと思うんですが。
    でも、今のシステムだと、そこまで区別する能力がないから無理ってことなんですかね。