わたしたちが使う言葉は社会や文化の変化にともなって変わります。
特に変化に敏感な若者が使う言葉には日々新しい情報が取り入れられ、新しい言葉が生まれては消えていきます。
増えていく新しい言葉のなかで日本語として定着する言葉はかなり少ないと思うのですが、
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終活
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婚活
など「〇〇活」という言葉は比較的定着しやすいように見えます。
そして、新しくこれらの〇〇活のバリエーションに加わるのが
「信活(しんかつ)」
です。
このページの目次
信活(しんかつ)とは?意味について
では「信活」とは何の略語なのでしょうか?
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終活は「終末活動」
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婚活は「結婚活動」
となっていることもあり、信活は
「信用スコアを上げる活動」
の略となります。
意味についてはそのままで、自分の信用スコアを上げるための行動、という意味があります。
では信用スコアとは何をしめす数値なのでしょう。
信用スコアとは?
信用スコアは個人の信用力を数値化したものです。
自分の信用スコアは信用力スコアリングサービスに登録し、各サービスが求める情報(学歴などのデータ)を登録すれば確認することが可能です。
個人の信用スコアを判定してくれるのはAI(人工知能)です。
なので信用スコアが低いからといって、必ずしも人間から見たその人の信頼性が低いことを意味するものではありません。
信用スコアが高いことによるメリット
信用スコアが高いとその信用力スコアリングサービスと連携しているサービスで、
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利用料金が下がる
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良い条件で利用できる
などの直接的なメリットが発生します。
なので努力して信活をして、信用スコアを高くすると大きなリターンが返ってきます。
信活のやり方
ここからは信用力スコアリングサービスに登録していることを前提に、信活にはどのような方法があるかを簡単に解説します。
大きな考え方としては
「人として良い行いをする」
つまり、倫理的・道徳的な行動をすればいいだけです。
渡せるデータをすべて渡す
信用スコアはデータを分析することによって数値化されます。
なので、データを渡さなくては何もはじまりません。
そして、分析できるデータの量が多ければ多いほど信用スコアは高くなる傾向があります。
もし、信用スコアを高くする活動(信活)をしたいなら、渡せるデータは全部渡してしまいましょう。
良い事をしたらデータとして残す
繰り返しになりますが、個人の信用スコアはその人のデータによって分析されます。
なのでいくらよい行動をしてもそれがデータとして残らなければ信用スコアは上がりません。
もし良い行動をした場合、それがデータで残るようにしましょう。
具体的に言うと、シェアリングエコノミーサービスで取引した相手に十分なサービスをし、それに満足してもらえたらレビューや評価という形で残してもらうことが大事です。
もし慈善事業などに寄付などをするときも、匿名で手渡しではデータが残りません。
ネット等の寄付サービスを使い、データ残るようにした方が信活という面では有利です。
良い事をした証拠をデータとして残すことを意識しましょう。
悪い事としてデータが残ることはしない
信用スコアを高くするためには倫理的・道徳的な行動をすることだ重要です。
しかし、人間ですがから時には失敗することもありますし、感情的な行動をしてしまうこともあるでしょう。
悪いデータが残ると信用スコアに悪影響を与えます。
例をあげるとSNSを使っての誹謗中傷などによる炎上などはデータとして残ります。
なので、データに残りやすい行動をしているときは特に注意が必要となります。
信活をすることが当たり前の時代
言葉とは面白いもので、婚活や妊活などの言葉が登場する前は人々はこれらの行為を意識はすれど上手に言語化することができませんでした。
それが婚活や妊活などの言葉が言語化されると、人々の意識が一気にこれらに向かうことになりました。
信活もこれらと同じで、テレビなどのメディアで取り上げられることが増えれば人々の意識が一気に信活に向かうはずです。
このような状況になったら信活に熱中してしまうかもしれませんが、大事なことは自分で判断し冷静に行動することです。
そもそも信用スコアを作成しない、という選択肢もあるのです。
信活と似たような言葉に
CSO(信用スコア最適化)
があります。
こちらについてはリンク先で確認してください。