LINEクレジットやLINE Credit Score(クレジットスコア)はどんなローンサービスになるのか?

LINEクレジットとLINE Credit Scoreを使う女性

LINEは無料の通話・チャットアプリとして日本で圧倒的なシェアを誇ります。

しかし、日本でのユーザー数の劇的な伸びはもう期待ができず、サービス開始当初は売り上げの大部分を担っていた

  • ゲームアプリ

  • スタンプ

なども伸びがそれほど期待できない状況です。

このような状況のなか、LINEが他企業と資本や業務提携などをしながら積極的に参入しているのが

  • 決済

  • 資産運用

  • 保険

などの「Fintech(フィンテック)」「InsurTech(インシュアテック)」と呼ばれるジャンルです。

この記事では、LINEがサービスをはじめるのがほぼ確定的ですが、まだ詳細が明らかになっていない

  • LINE Credit(LINEクレジット)

  • LINE Credit Score(LINEクレジットスコア)

について、どんなサービスになるかを考えたいと思います。

LINE Financialの参入予定事業の中にローン事業がある

どんなサービスになるかを考える前に、まずは状況を整理します。

LINEは金融サービス向けの子会社として

LINE Financial(ライン フィナンシャル)株式会社

を2018年1月31日に発表しています(設立は2018年1月10日)。

金融関係の事業としては、すでに決済サービスの「LINE Pay」をリリースしていますが、LINEとしては決済だけでなく様々なジャンルに参入予定だと公式サイトにも記載があります。

そして、この中に

「ローン」

つまり融資事業を行うという記載があります。

・LINE Financial 株式会社公式サイト

https://linefinancialcorp.com/ja/

LINE Financial公式サイト

LINE Credit ScoreとLINE Score

2018年4月16日に

  • LINE Credit Score

  • LINE Score

のふたつが商標として出願されました。

2018年4月2日には

  • LINEクレジット

も出願しています。

  • LINEクレジットスコア

  • LINEスコア

という名称には「クレジット(信用)」と「スコア(得点)」という言葉がふくまれており

  • アメリカのクレジットスコア(FICOスコア)

  • 中国の芝麻信用の信用スコア

などのサービスを連想させる商標です。

どちらも金融系のサービスで、生活の様々なシーンで活用されている信用スコアリングサービスです。

個人の情報(パーソナルデータ)を使って信用スコアを算出するサービスが増加しています。この記事では「信用スコア」について初心者向けに説明したのち、日本や海外の信用力スコアリングサービスを紹介します。

LINE Creditというローン事業

LINEが2018年4月25日に発表した2018年12月期第一四半期決算説明会の資料の中に、LINE Financialより「LINE Credit」というローン事業に取り組むという記載があります1)https://linecorp.com/ja/ir/library/

2018年5月現在は

近日設立予定

という記載もあるので、あらたにローン専門の会社を作るのかもしれません。

ただ、LINEが単独でローン事業を行うというよりは、既存の貸金業の免許を持っている会社と資本や業務提携して行いそうな気がします。

LINE決算説明資料

信用評価システム

LINE Financialの公式サイトのなかに、

信用評価システム

に参入するという記載があります2)https://linefinancialcorp.com/ja/pr/news/2018/5

LINEは主に消費者向けのサービスですから、この記載は個人の芝麻信用のような信用格付けサービスへの参入を予感させます。

中国版クレジットスコアとして広く普及している「芝麻信用」についての概要と仕組みについての情報です。個人の信用力をスコア化するサービスについて初歩的な知識を得たい方におすすめの記事です。

信用スコアを使ったキャッシングがLINEクレジットなのか?

整理した情報から推測すると、LINEは

  • LINEクレジットというキャッシング(消費者金融)・ローンサービスを行う

  • 個人への融資条件は信用評価システムである「LINE Credit Score(LINEクレジットスコア)」のスコアで変わる

このような事業をおこなうのではないかと思います。

信用力を数字でスコアリングし、その信用力の高低によって

  • 融資上限

  • 金利

などが変化するのは、ソフトバンクとみずほ銀行が共同出資で設立した株式会社J.Scoreの融資サービス

J.Score(ジェイスコア)

と似ています。

ちなみに、このようなスコアの数字によって融資条件が変わるサービスは

スコア・レンディング

と呼ばれています。

補足すると、スコア・レンディングの中でも信用スコアの分析にAI(人工知能)を使っている場合は

AIスコア・レンディング

と呼ばれます。

借り入れ希望者がデータを入力したらAI等がアルゴリズムによって信用力をスコア化してくれる「スコアレンディング」のサービスを紹介し、内容を比較します。

LINE Payの決済データが強み

個人の信用力を正確にスコアリングするためには

  • 大量のパーソナルデータ

  • データを分析するAI(人工知能)

このふたつが欠かせません。

この点、LINEは利用者の

  • LINE Payの決済データ

  • 広告のクリック状況のデータ</p>

  • スタンプやマンガなどのコンテンツの購入データ

などのデータがあるので、データとして使えるかもしれません。

※データはすべてユーザーの許可のもとに使われるはずなので、無許可で使用されることはまずありません

おそらく金利が低いキャッシングサービスが実現する

LINEがもしキャッシング事業に参入するとしたら

  • 無店舗型

  • 融資の審査もAI(人工知能)が行うので無人

という、人件費がかかりにくいサービスになるはずです。

となると、コストが低い分、お金を借りる側としては低い金利でお金を借りることができます。

また、LINEというブランドや上場企業ならではの社会からの厳しい目もありますので、サービスの内容はかなり良いものが期待できます。

さらに、スコアレンディングはこれまで他社から融資を断られた人でもお金を借りれる可能性がありますので、トータルで見ると将来性がある若い人向けのサービスになるのではないでしょうか。

脚注・引用   [ + ]