チャットアプリで有名なLINEは、信用スコア「LINEスコア」を2019年6月にリリースしました。
LINEスコアは、簡単に表現すると
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AI(人工知能)
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パーソナルデータ
この組み合わせにより、個人の信用力をLINEスコアの数値で可視化するサービスです。
つまり、人工知能がデータを分析してLINEスコアを算出しているのです。
人工知能はとうぜん運営会社が開発をしており、ユーザーはそのアルゴリズムなどに関与できません。
なので、もしLINEスコアを高くしたいと思ったら、パーソナルデータの中身を質量ともに良くするしかありません。
データの質量を上げるためには、LINEスコアがどんなデータを分析しているか把握することが第一となります。
この記事では、LINEスコアが信用スコア分析・作成に使うデータについて解説します。
大きく分けると
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LINEスコアの分析で使われるデータの事前知識
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Q&Aによって提供されるデータについて
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ユーザーのLINE上の行動傾向データについて
このような順番で解説していきたいと思います。
このページの目次
LINEスコアの分析で使われるデータの事前知識
LINEは上場企業ということもあり、ユーザーのプライバシーに対してかなり配慮する会社です。
そして信用スコアは、サービス自体がとても新しいこともあり、ユーザーからの誤解をまねきやすいサービスです。
なので、LINEはユーザーに誤解されないような仕組みをしっかりと導入しています。
あらかじめ、この内容をしっかり理解して利用してください。
すべてのデータは同意のもとに収集している
LINEスコアは、ユーザー(利用者)のデータを分析することによって数値化されます。
そして、LINEスコアの分析に使われるすべてのデータは、ユーザーの同意のもとに収集されます。
つまり、同意がなければデータはLINEスコアの作成に使われません。
そもそも、LINEスコアの作成自体も同意しない限り作成されません。
このように、LINEスコア作成やデータ提供は、ユーザーが拒否することができる仕組みになっているのです。
チャットや通話の内容はLINEスコアでは使われない
LINEといえば、チャットや通話などのコミュニケーション機能が思い浮かびます。
これらのサービス内には非常にたくさんのデータがありそうですが、LINEスコアの分析には使われません。
これはユーザーへ配慮した結果でしょう。
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チャット(トーク)の履歴
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通話(コール)の履歴
などのセンシティブなデータが、LINEスコアの分析に使われることは絶対にありませんので安心してください。
データはすべて粒度を粗くして分析している
LINEスコアは、データを分析することにより作成されます。
分析されるデータの中には、LINEが運営するサービスのデータもふくまれます。
例を挙げると
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LINEの家計簿アプリ
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LINEのキャッシュレス決済アプリ
などです。
これらのサービスから収集されたデータは、すべて粒度を粗くして分析されます。
つまり、データを多少ぼかしたような状態で分析される、ということです。
このような状態にすることで、プライバシーへの配慮をしながらの分析が可能となります。
ここまでが、LINEスコアのデータに関する事前知識です。
これらの仕組みによって、ユーザーは安心してデータを提供できるようになっています。
Q&A(質問と回答)で提供されるデータについて
ここからは、具体的にLINEスコアでスコア分析に使われるデータについてです。
まずは、
Q&A
つまりLINEスコア上での、質問と回答によって収集されるデータを挙げていきます。
ここから挙げるデータをどうしたらスコアが上がりやすいか、については下記のリンク先で解説しています。
LINEスコアをアップさせたい方はリンク先をご確認ください。
なお2019年7月現在、質問に対する回答で、回答内容の証拠となる書類等の提出が求められることはありません。
だから虚偽の回答をすることも可能です。
しかし、虚偽の内容等は申告しないでください。
AIがたくさんのデータを分析し、精度が向上したとき、嘘のデータだと判断するだけの能力を身につけるかもしれないからです。
このようにAIが優れた判断能力を得たとき、虚偽のデータを回答するような人の信用スコアは著しく下がるはずです。
ユーザー情報に関する質問内容
基本的なユーザー情報に関する質問は
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生年月日
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性別
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配偶者
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子どもの人数
などの質問が用意されています。
住宅情報についての質問内容
住宅情報に関する質問は
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住宅の種類(一戸建て・マンション・アパート・社宅/官舎・寮などから選択)
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居住形態(自己所有・家族所有・賃貸・その他から選択)
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入居年月
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同居人数
などの質問が用意されています。
勤務先情報についての質問内容
勤務先情報に関する質問は
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雇用形態
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職種
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業種
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入社年月
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従業員規模
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保険証の種類
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年収
などの質問が用意されています。
LINE上の行動傾向データについて
ここからは、LINEスコアの分析に使われる
「LINE上の行動傾向データ」
について解説します。
「LINE上の行動傾向データ」とは、LINEやLINE関連アプリ上でどのような行動をしたかのデータ、ということです。
正直なところ、LINEスコアで使われる行動傾向データは明らかになっていない部分が多いです。
とはいえ、公式発表されている内容もあるので、わかっている範囲で解説したいと思います。
LINE Payのデータ
LINEはキャッシュレス決済サービス「LINE Pay(ラインペイ)」を運営しています。
LINE PayのデータはLINEスコアに反映されると公式に発表されています。
※もちろん同意がなければ使われません
どのようにLINE Payを利用すれば、LINEスコアが上がるかについては明らかにされていません。
しかし、利用というか、LINE Payで本人確認をするだけでLINEスコアは20点上がるという公式発表があります。
なので、利用する予定はなくても、まずはLINE Payで本人確認のみを行う、というのも有りだと思います。
LINE家計簿のデータ
LINEの家計簿サービス「LINE家計簿」のデータもLINEスコアの分析に使われます。
LINE家計簿についても、LINE Payと同じで
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どのように使えばLINEスコアが上がるかは不明
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ただし1週間以上使えばLINEスコアが20点上がる
このようになっているので、まずは1週間使ってみることをおすすめします。
コンテンツサービスでのデータ
LINEの「コンテンツサービス」のデータもLINEスコアの分析に使われる、と公式発表されています。
しかし、具体的にはどのサービスがLINEスコアの分析に使われるかは明らかになっていません。
既存のLINEのサービスの中で、LINEスコアのような信用スコアと相性が良さそうなサービスには
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LINEトラベル
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LINEショッピング
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LINEアンケート
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LINEバイト
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LINEスマート投資
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LINEほけん
などがあり、これらのサービスでの利用データが使わる可能性が高いのでは、と思います。
広告サービスでのデータ
広告サービスとは、LINEや関連アプリ上で表示される広告のことです。
おそらく、
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どの広告をタップしたのか
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どんな種類の広告をタップする傾向があるのか
などが分析され、LINEスコアに反映されるのだと思います。
データでLINEスコアを上げメリットを楽しむ
ここまで、どんなデータがLINEスコアの分析に使われるかを整理しました。
挙げたデータの質量を良くすれば、LINEスコアの数字は上がるはずです。
LINEスコアの数字が上がれば、提携サービスでクーポンを受け取れるなど、たくさんのメリットを享受することができます。
LINEスコアに限らず信用スコアは、数値化された信用力を他のサービスで活用することで、はじめてメリットが発生します。
数値化された信用力を活用し、さまざまなメリットを楽しんでください。