ビッグデータは数年前にバズワードになりました。
しかし、ただのバズワードにとどまらず、その後すこしづつ社会に浸透している最中です。
そして、ビッグデータを使って信用力を数値化する信用スコアも、ビッグデータ関連サービスとして2018年頃から注目され、バズワード化しつつあります。
信用スコアはさまざまなジャンルで活用できるサービスです。
活用できるジャンルの中には、金融商品が多いですが、金融商品の一種と考えることもできる
「保険」
でも活用が期待されています。
この記事では信用スコアを使った保険を紹介し、併せてそれぞれの仕組みを解説したいと思います。
中国の相互宝(シャンフーバオ)
中国には、相互保(シャンフーバオ)と呼ばれる信用スコアを使った保険があります。
※2018年10月のリリース当初は相互保(シャンフーバオ)という名前でしたが、その後名称を変更しました
リリースから半年経った2019年5月8日時点で、加入者は5,000万人を超えており[1]https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=61579?site=nli
中国の信用スコアといえば、
芝麻信用
ですが、相互保は芝麻信用のスコアを活用します。
相互保の運営会社はアントフィナンシャルで、アントフィナンシャルはアリペイなどのサービスでとても有名です。
https://pecu-nia.com/zhima-xinyong/
加入には芝麻信用の信用スコアが650以上が必要
相互宝に加入できるのは、芝麻信用の信用スコアが650以上の人のみです。
※芝麻信用の信用スコアは350〜950の間で推移します
信用スコアさえ650以上なら、スマホから簡単に加入ができます。
相互宝は信用スコアをつかったP2P保険
相互宝は仕組みとしてはP2P保険に該当します。
よって、加入者全員で保障費用を負担することになります。
P2P保険は海外を見ればたくさんありますが、
信用スコア×P2P保険
というの組み合わせは、おそらく相互宝が世界初です。