Yahoo!スコアが信用スコア分析に使うデータの解説

Yahoo!スコアの分析に使うデータ

Yahoo!は2018年から信用スコア事業への参入を表明していました。

そして2019年7月に、まずは企業に対して、Yahoo! JAPAN ID保有者の信用スコアの提供をはじめます。

では、Yahoo! JAPAN ID保有者はどのような基準で信用スコアを作成されるのでしょうか。

Yahoo!スコアはYahoo! JAPAN IDにひもづいたデータを分析することによって作成されるのですが、この記事では、Yahoo! JAPAN IDにひもづくどんなデータによって信用力が数値化されるかを整理します。

念の為最初に補足しておくと、Yahoo! JAPAN IDを保有していたら強制的にYahoo!スコアが作成される、という訳ではありません。

Yahoo!スコア作成を希望しない場合は、スコアの作成・利用をオフに設定すれば良いだけです。

総合スコアとカテゴリごとのスコア

まず、簡単にYahoo!スコアの仕組みを解説します。

Yahoo!スコアとは、Yahoo! JAPAN IDを持っているユーザー、つまりYahoo!のサービス利用者ごとに付与されるスコアです。

このスコアが高いと、様々なメリットが発生します。

そして、Yahoo!スコアは

  • Yahoo!が定めるカテゴリごとのスコア

  • 全カテゴリのデータを分析した総合スコア

この2種類が作成されます。

Yahoo!スコアを利用する企業は、その目的に応じて

  • カテゴリごとのスコア

  • 複数のカテゴリを組み合わせたスコア

  • カテゴリすべてが総合された総合スコア

このうちどれを利用するかを決定します。

Yahoo!がヤフーIDにひもづいた信用スコア「Yahoo!スコア」事業を開始します。この記事ではyahoo!スコアの概要や仕組みを解説します。

どんなカテゴリがあるのか

総合スコアは各カテゴリごとのスコアを総合したものです。

そして、カテゴリは

  • 本人確認

  • 信用行動

  • 消費行動

  • Yahoo! JAPANサービス利用

この4カテゴリが用意されています。

各カテゴリごとでスコア分析に使うデータは異なります。

※カテゴリは変更される可能性があります

【カテゴリ別】スコア分析に使うデータ

ここからは、カテゴリごとでどんなデータを使ってYahoo!スコアを分析するかについてです。

情報については、Yahoo! JAPANヘルプセンターに公開されている

Yahoo!スコアとは

の記載を参考にしています。

そして、Yahoo! JAPANヘルプセンターには

  • 通信の秘密にあたる情報

  • 要配慮個人情報

  • 性別

  • 職業

これらの情報はスコア作成にあたって使用していないことも明記されています。

分析に使うデータにはついては、かなり配慮されていることがわかります。

「本人確認」で分析されるデータ

Yahoo! JAPANヘルプセンターには

「本人確認」

カテゴリにおいて、

  • Yahoo! JAPAN IDにひもづく住所・氏名・電話番号・メールアドレスなどの情報の登録率

  • 登録された電話番号およびメールアドレスの有効性

  • Yahoo! JAPANが提供するサービスにおける住所確認や本人確認の有無等

これらのデータが利用されるという記載があります。

本人確認カテゴリの分析に使うデータ詳細

「本人確認」では、Yahoo! JAPANのアカウントにおけるプロフィール情報が広く分析に使われます。

なので、利用者は登録されている情報の

  • 量(すべての項目が入力されているか)

  • 正確さ(誤字脱字や記載間違いがないか)

  • 新しさ(最新の情報が登録されているか)

などに注意した方が良いかもしれません。

ちなみに、Yahoo! JAPAN IDアカウントでは、

  • 氏名

  • 自宅の郵便番号・住所・電話番号・ファックス番号

  • 勤務先や学校の名前・住所・電話番号・ファックス番号

  • 勤務先の業種

  • 勤務先での職種

などが登録できます。

「信用行動」で分析されるデータ

Yahoo! JAPANヘルプセンターには「信用行動」カテゴリにおいては

  • ヤフオク!における取引実績や評価

  • ショッピングでのレビュー回数

  • 知恵袋での活躍度

  • Yahoo! JAPANへの支払い滞納の有無および回数

  • 利用規約・ガイドライン違反の有無および回数

  • 宿泊・飲食店等の予約キャンセル率

  • キャンセル連絡有無などの行動実績等

これらのデータが利用されるという記載があります。

「信用行動」の分析に使うデータの詳細

おそらくですが、「信用行動」はYahoo!とYahoo!グループ内のサービス利用状況がデータ分析されるのでしょう。

だとしたら、Yahoo!とYahoo!グループ、さらにはヤフーと連携しているサービスでは信用力を落とすような行為は控えるべきです。

Yahoo!が運営しているサービスでは

  • Yahoo!ショッピング

  • Yahoo!トラベル

  • Yahoo!ダイニング

  • ヤフオク!

  • Yahoo!知恵袋

などの利用状況データが分析されるはずです。

Yahoo!が運営するのサービス以外にも、業務提携先や子会社のサービスがデータ分析されるはずです。

具体的には

  • グルメサイトのRetty

  • 宿泊予約サイトの一休.com

  • レストラン予約サイトの一休.comレストラン

などのデータが分析に使われる可能性が高いと考えられます。

「消費行動」で分析されるデータ

Yahoo! JAPANヘルプセンターには「消費行動」カテゴリにおいては

  • Yahoo! JAPANが提供するEコマースサービス

  • Yahoo!ウォレット

  • Yahoo! JAPANカードなどの利用金額等

などのデータが利用されるという記載があります。

「消費行動」の分析に使うデータの詳細

「消費行動」カテゴリでは大きく分けると、

  • Yahoo!系のEコマース(ショッピング)サービスの利用状況

  • Yahoo!の金融系サービスの利用状況

これらのデータが分析されます。

Yahoo!の公式サイトにある「事業構造」を見ると、コマース事業には

  • Yahoo!ショッピング

  • ヤフオク!

  • Yahoo!トラベル

などのサービスがあることがわかります。

なので、これらのコマース系サービスにおいて

  • 何を買ったか

  • どれくらいの金額を買ったか

などが参考にされるのでしょうか。

金融系サービスでは

  • Yahoo!ウォレット

  • Yahoo! JAPANカード

などの利用状況が分析されるはずです。

「Yahoo! JAPANサービス利用」で分析されるデータ

Yahoo! JAPANヘルプセンターには「Yahoo! JAPANサービス利用」カテゴリにおいては

  • Yahoo! JAPANが提供するサービスの利用頻度などの実績等

とありますので、Yahoo! JAPANのサービス利用頻度が高ければ優良利用者として評価されやすいかもしれません。

ただ、ヤフーはグループ内で本当に多くのサービスを運営しています。

なので、無意識のうちに実はヤフーグループのサービスを使っていた、ということはよくあると思います。

Yahoo! JAPANの代表的なサービス一覧

Yahoo! JAPANが提供しているサービスの中から、代表的なものをいくつかピックアップします。

ただし、ここまでで既に挙げたサービスは除外しています。

  • ポータルサイトのYahoo! JAPAN

  • ニュースサイトのYahoo!ニュース

  • キャッシュレス決済サービスのPayPay

Yahoo!グループ内のデータが重要

ここまで、Yahoo!スコアの分析に使うデータを整理しました。

全体としてはYahoo!グループ内に蓄積されるデータが重要になることがわかりました。

しかし、長期的に信用スコアを運営していくと、グループ外の企業との提携も増えるはずです。

提携が増えれば外部企業のデータもスコア分析に使うでしょうから、利用者としてはYahoo!以外のサービス利用時にも注意が必要になってきます。

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bookee

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