株式会社メルカリの子会社である株式会社メルペイはキャッシュレス決済サービス「メルペイ」を2019年2月13日にリリースしました。
メルペイはメルカリでの売り上げ金をそのまま使えるサービスなので、メルカリユーザーにとってはとても有難いサービスです。
そして、おなじく2019年2月20日に「MERPAY CONFERENCE 2019」と呼ばれる事業戦略発表会があり、このカンファレンスの中で株式会社メルペイの代表取締役である青柳直樹さんは
「メルカリやメルペイでの取引のご実績や購買データをもとにして、お客様の新たな信用を生み出していきたいと考えています」
と語りました[1]https://conference.merpay.com/。
そして、この考えを具現するサービスとして
メルペイあと払い
を発表しました。
メルペイあと払いのサービス開始は2019年の春予定です。
メルカリとメルペイは、これからメルペイあと払いのような、個人の信用力を活用するサービスを続々と発表するのだと思います。
では、このような個人の信用力を活用するサービスにおいて、利用する側はどのようにして自分の信用力を高くすれば良いのでしょうか。
そして、信用力を高くするとどのようなメリットが発生するのでしょうか。
このページの目次
信用力を高くする方法
メルカリやメルペイを使って自身の信用力を高くする方法についてはすべてが明らかになることはありません。
しかし、信用力を上げるための根本的な考え方や行動の指針は関係者の発言などによって示唆されています。
メルカリは将来的に個人向けの信用力格付け事業である「信用スコア」サービスを始めると公言しています。
信用スコアはメルカリやメルペイで使えるだけでなく、提携するサービスでも活用できるようになる予定です。
なので、少なくともメルカリのヘビーユーザーならメルカリやメルペイ内での自身の信用力について意識して損をすることはありません。
データを蓄積する
信用力を高くするためには信用力を分析するためのデータが必要です。
メルカリやメルペイでの信用力は
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メルカリ内での取り引きデータ
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メルペイの購買データ(キャッシュレス決済データ)
などのデータが使われます。
おそらく今後は信用力の分析に使うデータは拡大するはずですが、まずはこの2種類のデータを蓄積することが大事になりそうです。
信頼される行動をする
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メルカリ内での取り引きデータ
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メルペイの購買データ
などが信用力を分析するために使われるとすでに述べました。
ただ、無闇矢鱈とデータを蓄積するだけでは良くなくて、
丁寧に取引をしている
期日までに必ず支払いをしている
などのような、人として信頼される行動をすることが大事です。
このような行動を積み重ねることにより、信用力が高くなるのです。
メルカリ内での取引データには何を購入したか、何を売却したかだけでなく、
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他の会員とのやりとりの内容
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他の会員からの評価・レビュー
なども含まれるはずだからです。
信用力が高いことによるメリット
いくら自身の信用力を高くしても、何かしらのメリットが発生しないと意味がありません。
メルカリやメルペイにおいて、信用力が高いとどのようなメリットが発生するかを整理します。
メルカリでの取引がしやすくなる
メルカリにおいて非常にわかりやすい指標として、ユーザーからの評価があります。
この評価が蓄積されると取引の履歴がないユーザーから見た時、一種の信用となります。
高く評価されている人の方がメルカリ内での取引において有利なのは言うまでもありません。
ただ、メルカリのような個人対個人の取引において、片方が高評価のレビューを投稿するとそれを受けたもう片方も高い評価のレビューを投稿する傾向があります。
メルペイあと払いの利用可能枠が増える
メルカリ(メルペイ)はキャッシュレス決済事業において、
メルペイあと払い
という後払いサービスを運営しています。
もし信用力が高ければ最大で5万円の後払い枠が申請者に対して付与されます。
ただ、18歳未満はメルペイあと払いを利用できず、さらに18歳・19歳の利用者は最大でも1万円しかあと払い枠はもらえないようになっています。
真面目に生活すると信用力が高くなり得する時代
「評価経済」や「信用経済」などのような言葉を聞く機会が増えています。
その中身は置いておいて、法律や倫理を守り真面目に生活している人にとって、真面目に生活していることが損になるような社会はよくありません。
真面目に生活すると、その結果として信用力が高くなり生活の中身が良くなる。
このような仕組みをメルカリ(メルペイ)は実現しようとしています。
結果として社会にこのような仕組みが浸透するかはわかりませんが、自身の信用力を高くしておいて損をすることはありません。
脚注・引用