株式会社TATERUとその子会社の株式会社TATERU bnbは民泊用物件に宿泊するゲストに対しての信用スコアサービスである
bnb SCORE(ビーエヌビースコア)
を開発すると2018年6月7日に発表しました。
民泊ではAirbnb(エアビーアンドビー)が有名ですが、Airbnbはホスト(民泊物件を貸す側)とゲスト(民泊物件に泊まる側)の相互評価・レビューの仕組みを導入してサービスの信頼性を高めています。
しかし、それでもトラブルが多発していることも事実で、bnb SCOREのような個人に対しての信用力スコアリングサービスが普及すれば民泊の安全性がより高くなるかもしれません。
この記事ではbnb SCOREについて、公表されていることを整理したいと思います。
このページの目次
bnb SCORE(ビーエヌビースコア)とは?
bnb SCORE(ビーエヌビースコア)とは
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株式会社TATERU
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株式会社TATERU bnb
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エルズサポート株式会社
の3社によって開発される、民泊物件に宿泊するゲストの信用力を可視化するサービスです。
どのように信用スコアが使われるのか
では、信用スコアはどのように利用されるのでしょうか。
プレスリリースによると[1]https://corp.tateru.co/news/press/20359、
今後は当システムを無人運営施設などで利用することで、ゲストの質を見極め、不正利用を防止、トラブル回避につなげます。
という記載があるので、信用スコアが低い人は株式会社TATERU bnbが管理する民泊用物件に宿泊できなくなるかもしれません。
株式会社TATERU bnbは管理人が常駐しない無人の民泊物件を運用していることから、こういったシステムのニーズがあったということでしょう。
どんなデータによって信用スコアが分析されるのか
信用スコアはデータを分析することによって数値化されます。
データはおおきくは
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TATERUが保有する属性データとアクティビティ
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エルズサポートが保有する属性データとアクティビティ
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SNS・ブログのデータ
この3種類のデータが使われます。
それぞれがどんなデータなのかをすこし補足します。
TATERUが保有する属性データとアクティビティ
TATERUが保有する約4万のデータの中から
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ユーザーの職業などのプロフィールデータ
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行動に関するデータ
などのデータを使って信用力を分析します。
エルズサポートが保有する属性データとアクティビティ
エルズサポートは賃貸契約の保証会社です。
なので、たくさんのユーザーの家賃支払いに関するデータを保有しています。
この中から物件の利用に関して相関性の高そうなデータを使い、民泊利用者の信用スコア分析に使います。
SNS・ブログのデータ
個人の信用スコアを分析するにあたって
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Facebook
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Twitter
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Instagram
などのSNSのデータが使われます。
おそらくこの行動データと実際の利用者の利用状況を照らし合わせてどのような人がマナーをまもって民泊物件を利用するのかを分析するのだと思います。
脚注・引用