信用スコアの数値は
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個人のデータの変化
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社会や価値観の変化
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AI(人工知能)によるアルゴリズムの変化
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定期的なデータ更新による変化
などにより上下します。
信用スコアが高いことにより、高スコア取得者は様々なメリットを得ることができます。
では、信用スコアが低いとどのようなデメリットがあるのでしょうか。
このページの目次
デメリットは「メリットを享受できない」ということ
結論を先にいうと、信用スコアが低いことによる直接的なデメリットはありません。
つまり、信用スコアが低いことによって直接的にお金を損したりすることはない、ということです。
しかし、信用スコアが低いことによって結果的に損をすることは多々あります。
どのような損失が発生する可能性があるか、いくつかピックアップします。
各種サービスの審査に不合格になる恐れがある
信用スコアは個人の信用力をわかりやすく数値化するサービスです。
なので、もし信用スコアの数値が極端に低いと、
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SNS
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マッチングアプリ
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出会い系アプリ
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シェアリングエコノミー
など、CtoC(個人対個人)でやりとりが発生するサービスにおいて、会員登録ができなかったり、入会審査に不合格になるおそれがあります。
とくに、審査制マッチングアプリなどでは信用スコアが低いことによって入会がかなり困難になりそうです。
https://pecu-nia.com/matchingapp-credit-score/
Uberでは低レートのユーザーは非アクティブ化される
審査に不合格するのではありませんが、信用スコアが低いとサービスが使えなくなる、具体的な例を挙げます。
廃車アプリで有名な「Uber」は日本でも「Uber eats(ウーバーイーツ)」などで人気です。
Uberは大きくはシェアリングエコノミーに該当するサービスで、個人(時には法人や個人事業主)と個人をマッチングして利益を生んでいます。
Uberは2019年5月29日から、低レートの利用者(評価が低い乗客)の利用を非アクティブします[1]https://jp.techcrunch.com/2019/05/30/2019-05-30-uber-will-start-deactivating-riders-with-low-ratings/。
これは信用スコアが低ければ利用ができなくなる、という意味に近いです。
このように、CtoCのサービスで悪質な利用者を排除する方法として信用スコアが使われる時、信用スコアが低い人はサービスが利用できなくなる可能性があります。
サービスに支払う料金が高くなる
CtoCの各種サービスに入会できたら、ということが条件になりますが信用スコアが低いとサービスによっては
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デポジット(保証金)が追加で必要になる
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サービスの利用料金が信用スコアが高い人と比較すると高料金になる
など、サービスに支払う料金面が信用スコアが高い人よりも高くなる可能性があります。
デポジットは返金されますが、それでも心理的にはやはり嫌なものです。
個人間でイメージが悪くなる可能性はある
信用スコアは携帯で確認できるので、他人に見せることができます。
なので、もしサービスなどを介さずに個人でお互いの信用スコアを見せ合うとき、自分のスコアが低ければ相手からの印象が悪くなる可能性があります。
自分の印象が悪くなることによって様々なデメリットが発生するおそれがありますので、信用スコアの上下には気を使う必要があります。
信用スコアが社会のインフラになったとき生活に大きな影響を与える
2019年現在、日本では信用スコアはまだ根付いていません。
しかし、中国やアメリカでは
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中国:芝麻信用
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アメリカ:クレジットスコア(FICOスコア)
などが社会のインフラと呼んでも良いくらいに普及しています。
そして、信用スコアの数値が低いと
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就職・転職
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引越し
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恋愛・結婚
などに悪影響を与えます。
https://pecu-nia.com/zhima-xinyong-merit/
日本では法律や個人情報の問題もあり、中国やアメリカほど極端な形で普及するとは思えません。
それでも、今のうちから信用スコア社会の到来に備えて準備しておいて損をすることはなさそうです。
信用スコアは下がっても努力によって上げることは可能
もし自分のうかつな行動で信用スコアが下がったとしても、努力すれば信用スコアをアップさせることができます。
ただ、自分でどんな行動をしたら信用スコアが上がるかをある程度理解していないとせっかくの努力が無駄になるかもしれません。
信用スコアの基準は時代の変化等によっても変わるので、しっかりと状況を把握して信用スコアが高くなるような行動をしてください。