SNSアカウントが人からの評価や金融機関の与信に使われる時代の対応方法

「SNS映え」

という言葉がテレビなど、ニュース番組で取り上げられることが増えました。

SNSに映えるか映えないかで飲食店の売り上げが左右されるくらいなので、消費行動に大きな影響を与えているようです。

これは見栄えの良いSNSアカウントを持ち、それが不特定多数から賞賛されることによって満足感を得ている人が増えているということでもあります。

つまり現実世界に存在する肉体的な自分への評価ではなく、ネットというヴァーチャルな空間内に存在する仮想的な自分への評価を大切にしているということです。

つまり、

ネット上の仮想的な自分≒実在する身体的な自分

ということなのだと思います。

じっさい友達を作る際、親しくなる前に相手のSNSアカウントを必ずチェックする人もいるくらいですので、リアルとヴァーチャルの境目はなくなりつつあるのでしょう。

そんな流れがビジネスの世界にも及び、

  • 銀行等の金融サービス

  • ネットの個人間マッチングサービス

などでSNSアカウントを評価・与信の情報として扱う企業が増加しています。

こうなると自分の中のグレーだったりブラックな部分、さらには自分の中には全く存在しないような部分をSNSに晒け出すのは社会的な生活を送る上でプラスにはなりません。

このページでは

  • SNSでの審査・評価はどんなジャンルで活用されるか

  • ではこれから個人はSNSアカウントをどのような考えで運用すればいいのか

  • 実際はどのように更新・管理すればいいのか

などについて考えていこうと思います。

評価・審査に使われるSNSアカウントと使われるビジネス領域

まずは

  • どんなジャンルのサービスで

  • どのSNSアカウントが審査や評価対象となるか

について紹介します。

ただ、基本的には超有名SNSしか審査や評価には使われません。

どんなに優れたSNSでも、一般的で無いサービスを審査対象にしては本末転倒です。

顧客の間で広く使われていないのでは意味がありません。

よって基本的には

  • 世界中で使われて会員数が多く

  • データ提携機能等を解放している

という条件を満たす

  • facebook(フェイスブック)

  • Instagram(インスタグラム)

  • Twitter(ツイッター)

の3つな主な評価対象SNSになります。

ただ、特に融資の与信等では提供する情報が多ければ多いほど条件が優遇される傾向があるので

  • Pinterest(ピンタレスト)

  • Snapchat(スナップチャット)

  • Retty(レッティ)

などのSNSもサブ的に所有・運用しておくと良いかもしれません。

また、世界的でなくても評価や与信として使う場所(国)において普及しているSNSがあればそれもアカウント取得しておきましょう。

だいたいどの国もその国の企業が運営する人気の国産SNSがあるものです。

特に中国はグレートファイヤーウォールでfacebookへのアクセスを禁止していることもありSNSは独自の発展を見せています。

ではまず、どんなジャンルで活用されるかを紹介します。

金融機関が個人・法人への融資の審査・与信情報として利用

日本では銀行等の金融機関が法人や事業主へお金を融資する際は

  • 事業計画

  • 返済計画

  • 決算情報

  • 担当者との面談

などを与信・審査情報として利用します。

対して個人が消費者金融のキャッシングやカードローンで借り入れする際は

  • 信用情報

  • 勤務先

  • 年収

などの情報を審査に利用します。

以上が現在の主だった審査内容ですが、SNSアカウントを融資の審査・与信に使うのは主に個人向けの融資で、まだ導入している企業は少ないです。

SNSアカウントを使う与信は主にAI(人工知能)がデータを読み取り、審査にそれほど時間はかからないようです。

実際にみずほ銀行とソフトバンクが共同で会社を作り、個人への融資審査の際にSNSアカウントを審査対象として利用すると発表しています。

ただ、SNSアカウント以外の情報も与信データとして扱うのでSNSの状況が結果をどれくらい左右するかは不明です。

シェアリングエコノミーとのSNS連携

シェアリングエコノミーは欧米だけでなく日本でも流行のきざしを見せています。

シェアリングエコノミーサービスは多数ありますが、facebookなどとの連携を必須としてサービスもあります。

これは、シェアリングエコノミーに該当するサービスのほとんどが企業のプラットフォームを介したC to Cビジネスだからです。

なので個人間の信頼というのが重要なテーマとなります。

必ずと言っていいほど各サービス内で個人間の評価システムが導入されていますが、どれも個別の評価システムです。

なので

  • 本人確認

  • シェアリングエコノミーでの評価や利用状況

を共通化した仕組みの導入が期待されています。

この仕組みは特定のSNSアカウントに紐づくようになるかもしれませんが、ブロックチェーンなど新しい技術が活用される可能性もあります。

ただ、ブロックチェーンが導入されるのはかなり先ですので、

urbansitter(アーバンシッター)は自分の子供を他者に預けるサービスですので、どのようにシッターさんの信頼性を確かめるかが重要になります。urbansitterのようなサービスを見るとソーシャルエコノミーにおける相互の信頼度チェックの大事さがわかりますので参考にしてください。

でわかるように育児や子供への調理を依頼するようなサービスでは信頼性が重要になります。

SNSアカウントをしっかり運用して将来損をすることはありません。

異性との新しい出会いの場となっているマッチングアプリ

「マッチングアプリ」

という18歳以上の男女の出会いを仲介するアプリが若者の間で流行しています。

アプリによって差がありますが、登録にあたってfacebookアカウントを必須にしているサービスが多いです。

しかしただアカウントを持っているだけではダメで

  • 18歳以上

  • 友達が10人以上

  • 交際ステータスが「既婚」はNG

などの条件が設けられています。

さらに、アプリによっては上記のような条件以外にも既存会員や運営会社がSNSアカウントの中身を見て入会を決定している審査制のマッチングアプリもあります。

見知らぬ男性と女性とが出会う場所なので、細心の注意を払う必要があるということだと思います。

どんなSNSアカウントが高く評価されるのか

では、どんなSNSアカウントが

  • AI(人工知能)

  • 融資担当者

  • サービスを利用している他の会員

に高く評価されるのでしょうか。

あくまでも憶測ですし、AIの場合は評価を分析するアルゴリズムが随時変わります。

しかし、SEO(検索エンジン最適化)のように、原理原則はあるのではないかと考えています。

ただし、小手先のテクニックはアルゴリズム側でも理解するはずなので注意が必要です。

実名で登録されている

ニックネーム・ハンドルネームで登録するよりは実名の方が信頼性が高まります。

facebookはいちおう実名制となっていますが、本人確認が必須ではないので実名にするかどうかは会員の意思にまかされています。

実名で登録していればSNS上でも治安や風紀を乱すような発言はしづらくなるので実名の会員の信頼度は高くなるでしょう。

現在の顔がわかる写真が登録されている

アカウント保有者本人の顔写真がわかるSNSアカウントの方が顔というか人柄がわかり信頼度は高くなりそうです。

写真はできるだけ現在の自分に近い姿形のものを使ってください。

本人確認が済んでいる

SNSによっては確認機能が無いサービスもありますが、本人確認機能があるSNSであれば本人確認が完了している方が信頼性は高くなります。

これは誰もがそう思うはずです。

ネットでは誰もが簡単に有名人を含む他人になしすますことができるので、本人であるということは重要です。

友達の人数が適切

facebookでは友達の数を確認できますが、これは多すぎても少なすぎても怪しまれます。

理想を言えば

  • 本当の友達・知人・家族

  • 会社の同僚や取引先等の知人

  • 面識は乏しいけど会ったことがある人

  • 好きな有名人・タレント

など、ある程度限定された範囲にとどめておいた方が評価は高そうです。

友人の友人等でもないし共通の友人が全然いないような人ばかり友達だと信頼度は低くなるかもしれません。

Twitterのフォロワーが多い

Twitterではフォロワーの数と質が判断基準になりそうです。

質が高いと判断されるのは

  • フォロワー数が多い人

  • 本人確認が済んでいる人

  • 有名人・タレント等

  • 学者や専門家

などからのフォローでしょうか。

よく見るとこれはSEOにおける質の高い被リンクの基準と似ています。

登録してからの期間が長い

SNSアカウントを開いてからの期間が長い人は

  • トラブルなくSNSを管理している

  • 継続的にSNSを利用しているので本人情報が多く含まれている

と判断されて評価が高くなるかもしれません。

SNSでどんな発言が低く評価されるか

どんな投稿をすれば評価が高くなりそうか、これは低く評価されそうな内容の方が推測が容易です。

なのでこういった言動をすれば評価が低くなるだろうというものをまとめます。

他人への誹謗中傷などの攻撃的な言動

ネット内だと他者に対して妙に攻撃的になる人がいます。

具体的には

  • 誹謗中傷

  • 差別発言

などです。

このような内容はAIでも容易に判定できるので評価は低くなります。

現実世界と同じ倫理観を持って発言してください。

恨みなどのネガティブな発言

これもすぐわかりますね。

あまりにも後ろ向きな言動を繰り返す人は現実世界でも周囲からよく思われません。

アダルト的な内容を含む発言

アダルト的な内容やポルノを含むものがよく思われないのは世界共通です。

リツイートなどする際も発言やリンク先の内容に注意した方が良いかもしれません。

投稿やプロフィールの削除・修正を繰り返す

評価の高いアカウントにしようと

  • 投稿した内容

  • プロフィール

などをひんぱんに削除・修正したりしたらその行為によって評価が下がる可能性があります。

つまりアカウントの一貫性が重要ということです。

SNSで信用度を評価される事のメリットとデメリット

ここからはSNSアカウントで自分を評価されることによるメリットとデメリットを見ていきます。

メリット1.継続的な努力が報われる

人から評価されるSNSアカウントは一朝一夕には作れません。

努力はそれほどいりませんが、時間はかかります。

要はSNSでも現実世界の自分と同じような人格と倫理観を持って運営すれば現実世界の自分と同じような評価をSNS上で得られるということです。

現実の自分も1日1日の積み重ねで出来上がっている、というのと同じです。

メリット2.アピールできる要素が少ない人でも評価対象となる

これまでの審査で使っていたような項目では高い評価を得られなかった人でもSNSなら高く評価されるかもしれません。

特に職業や収入ではこのようなことが起きそうです。

デメリット1.SNSアカウントが無いと他の情報で評価される

SNSは普及していますが全員がアカウントを持っている訳ではありません。

アカウントを持っていない場合は他の情報で評価されますが、SNSアカウントが無いから致命的な不利になるというものでもありません。

デメリット2.SNSアカウントのコンサルタントなどが現れる

SEOの黎明期は詐欺のような業者がおり、たくさんの被害者がでました。

同じようなことがSNSアカウントでも起きるような気がします。

「個人向けSNS最適化コンサルタント」

などという新しい職業ができるかもしれません。

ただ、手間がかかる原理原則部分のところは所詮小手先のテクニックなので、結局は人工知能のアルゴリズムとのいたちごっことなりそうです。

こんな紆余曲折もSEOと同じ道を辿るのではないでしょうか。

デメリット3.SNSアカウントを良く見せるためにお金がかかる

facebookなどのSNSで、いわゆる「リア充」のように見せようと努力する人がいます。

そんな人のために

  • 友達代行

  • リア充代行

  • 結婚式に出席する友達代行

などのサービスがあります。

ここまでする意味があるのかという問題もありますが、結局これらの代行サービスはお金がかかるので出費が増えます。

まとめると「現実世界と同じが一番」

ここまで色々と考えてきましたが、大事なのは

  • 現実世界でも周囲から高く評価されるように日々努力し

  • SNSでも現実世界と同じようにふるまう

ということだと思います。

人口知能はどんどん進化していますし、人の嘘・演出を簡単に見抜けるレベルになるかもしれません。

将来どうなるかはわかりませんが、過剰に演出して疲れてしまったりお金を遣うくらいなら無理のない素の自分をSNSで出すのが一番でしょう。

  • 発言に遣う言葉

  • 価値観・倫理観

などは現実世界と同じ基準でいればSNS内ではかなり行儀が良いと判断されるかもしれません。

SNS最適化コンサルタントという職業が生まれるかも

SNSアカウントは今後さまざまな分野で活用されるでしょう。

なので、将来はSNS最適化をコンサルティングする

「SNS最適化コンサルタント」

と呼ばれるような専門職が誕生するかもしれません。

つまり現在のSEOコンサルタントや経営コンサルタントのような役割を持つ第三者のニーズが生まれる、ということです。

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