日本は2020年の東京オリンピックを控え、土地の価格が高騰中です。
地価の高騰はそのまま賃貸や分譲住宅の値段に反映されますので、とくに東京周辺の賃貸や分譲住宅の値段は高くなっています。
そんな状況のなか、景気が良くなって企業業績があがっても個人の給料はそれほど高くなっていません。
となると、個人が住む家は費用対広さでみると狭くなり、リビングなどだけでなく物を置く空きスペースも減ります。
いまはシェアリングエコノミー関連のサービスが多く登場し、物を持たないでも生活はしやすくなっていますがこれにも限度があります。
それに、思い出に残るようなものや、人からプレゼントとして受け取ったものは捨てるのに心理的にも抵抗があるはずです。
こんな状況を解決してくれるのが
「trunk(トランク)」
のような物理的なモノを収納してくれるサービスです。
このページの目次
trunk(トランク)とは?
trunk(トランク)は物理的な空き倉庫に自分の荷物を置くのを仲介してくれるサービスです。
具体的には
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倉庫の確保・管理
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預けている荷物の管理
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荷物を倉庫に預けるまでの物流
など、個人にとってかなり難しかったり面倒な部分をまるごと仲介してくれます。
荷物に関してはダンボールに入れて送るだけなので、家にあるけどしばらく使わないものをまとめて送ることが可能です。
もちろん操作自体はスマートフォンのアプリやweb上からすべて完結しますので、手間はかかりません。
サービスの運営は「株式会社トランク」がおこなっており、株式会社トランクには
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NTTドコモ
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三菱UFJ
などがグループ内の投資会社などを通じて出資しています。
公式サイトやアプリのURL
trunkの公式サイトやアプリのURLをまとめます。
自宅や部屋の断捨離などに興味がある方はのぞいてください。
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trunk公式サイトURL:https://www.trunk.services/
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iPhoneアプリURL:https://itunes.apple.com/jp/app/id1139644380?mt=8
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AndroidアプリURL:https://play.google.com/store/apps/details?id=trunk.inc.com.airtrunk&hl=en_US
ここからはアプリの使い方や料金などを解説したいと思います。
trunkの使い方
trunkの使い方を簡単にまとめると
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倉庫に預ける荷物をダンボールにまとめる
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倉庫に預ける手配をする
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(必要なときに)倉庫から取り出す
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(希望する人のみ)預けたものをアプリ上から販売して収入を得る
となります。
それぞれを補足します。
倉庫に預ける荷物をダンボールにまとめる
荷物は必ずダンボールにまとめなくてはいけません。
そして、ダンボールには
縦・横・高さの3辺の合計が160cm以下のダンボール
というルールがtrunkにはあります。
もし手元に適切なサイズのダンボールがなければ、アプリやwebからtrunk専用ボックスという専用ダンボールを受け取ることもできます。
ただ、不要なものはなんでもダンボールに入れればいいというものではありません。
trunkでは
現金、有価証券、通帳、切手、印紙、証書、重要書類、印鑑、クレジットカード、キャッシュカード類
壊れやすい物
強い磁気を発する物品
農薬、劇薬、火薬、毒物、化学薬品、放射性物質の危険物または劇物
灯油、ガソリン、ガスボンベ、マッチ、ライター、塗料などの可燃物
食品
動物、種子や苗を含む植物
液体
異臭、悪臭を発するおそれのある物品
廃棄物
法令により所持を禁止されている物品
その他、保管に適さない物品
などを預けることはできません。
ダンボールの中身に関しても、ひとつひとつアイテムごとの写真撮影があるのでごまかすことはできません。
預けられないアイテムに関して詳しくはサービス内のヘルプ等で確認してください。
倉庫に預ける手配をする
倉庫に荷物を預けるのも簡単です。
ダンボールにまとめるのが終わっていれば、trunkのwebかアプリから
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ダンボールの数
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(必要であれば)集配日
この2点を決めて、あとは自宅に来てくれた宅配の業者にダンボールを預けるだけです。
預ければ自動的にダンボールを倉庫に送ってくれます。
ちなみにどの倉庫に保管されているかなどはセキュリティ上の都合から明かされていません。
ただ、荷物を預ける倉庫は
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地震等の災害
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気温や湿度によるカビ
などに対し、しっかり対策をされた設備となっています。
また、預けた荷物に対しては運送中の事故や保管中の事故が発生したさいは補償が発生します。
なので安心して荷物を預けることができるような仕組みになっています。
預けた荷物はアプリから確認可能
預けた荷物は、一点一点写真で撮影され、アプリ内の「マイトランク」というコーナーから確認ができます。
もし撮影を希望しないのであれば、荷物を中身の見えない袋に入れ、「撮影を希望しない」などを袋に明記しておきましょう。
後述しますが、撮影されたアイテムは「trunkマーケット」という買取市場で販売することも可能です。
写真は販売時にも使われます。
なので将来的に売ることも考えているのであれば撮影はしておくべきです。
預けた物は好きなときに取り出すことが可能
取り出しもwebかアプリから簡単に申し込むことができます。
取り出せるのはアイテム1点単位で、ダンボールをまるごと取り出す必要はありません。
指定した住所への荷物の到着は、最短で翌日で届きますが、住所によって違いがあります。
なので余裕をもって取り出しの手続きをしてください。
trunkはフリマアプリ的にも使える
trunkはtrunkマーケットという預かった荷物の販売サイトと連携をしています。
もちろん希望があればですが、trunkに預けた荷物をtrunkマーケットで販売可能です。
trunkのアカウントがあれば、
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自分以外の人の荷物の購入
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自分の荷物の販売
の両方が可能なので、フリマアプリ感覚でtrunkを使うことができます。
販売して得たお金はtrunkの利用料金等に当てることができるので、trunkマーケットを上手に使えば無料でtrunkを使うことも可能です。
trunk(トランク)の料金について
ここからはtrunkの料金について説明します。
基本的には、支払い・決済はクレジットカードのみの対応ですので、クレジットカードを持っていない方がtrunkの利用はできません。
ダンボール1箱ごとに登録手数料がかかる
trunkではダンボール1箱ごとに登録手数料がかかります。
1箱ごとの登録手数料は500円となります。
登録手数料は初期費用のようなものですね。
月額の費用は1箱あたり500円
預けたダンボールの箱数ごとに月額費用がかかり、1箱あたり500円となります。
ただ、キャンペーンやクーポンによって料金が変わることがあるので、必ず料金は確認してください。
アイテムの取り出しや解約にも費用がかかる
trunkではアイテムの取り出しや解約に費用がかかります。
それぞれ下記のように費用が設定されています。
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1箱あたりのアイテム取り出し送料:800円
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1箱あたりの解約ボックス取り出し送料:400円