CAMPFIREレンディングの仕組みや与信内容

クラウドファンディングで有名な「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」が

  • CAMPFIRE内で資金調達に成功したプロジェクトの実行者に対して

  • 担保無しで100万円以内の融資を行う

という金融事業「CAMPFIREレンディング」を開始しました。

※貸金業の免許は取得済み

このページではCAMPFIREレンディングの中身を詳しく解説します。

クラウドファンディングでただ資金を調達するだけでなく、長期的な事業展開を考えている方はぜひ参考にしてください。

CAMPFIREレンディングの概要

まずはCAMPFIREレンディングのサービスURLや運営会社情報をまとめます。

  • サービスURL:https://lending.camp-fire.jp/

  • 運営会社:株式会社CAMPFIRE

  • 住所:東京都渋谷区渋谷2丁目22-3 渋谷東口ビル 5F

  • 融資限度額:100万円

  • 年率:最大20.00%

  • 返済の方式:一括返済方式・元利均等返済方式

  • 貸金業登録番号:東京都知事(1)第31656号

融資対象はCAMPFIREの資金調達に成功した実行者

CAMPFIREレンディングで融資を受けることができるのはクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」において

  • 2017年7月28日以降に資金調達に成功

  • 「All-or-Nothing」もしくは「All-in」方式で資金調達に成功

  • クラウドファンディングのプロジェクトの実行者

このすべての条件を満たすことができるプロジェクト実行者です。

なお、サービス開始当初は法人のプロジェクト実行者限定でしたが、その後個人も利用できるようになっています。

融資金額の上限は100万円

融資金額は上限が100万円に設定されており、下は数万円から融資を受けることができます。

金利は最大でも20%

金利の上限をまとめます。

  • 10万円未満の場合は上限が年20.00%

  • 10万円から100万円未満は上限が年18.00%

  • 100万円を超える場合は上限が年15.00%

これらの数字はあくまでも上限で、借り入れ期間・回数や与信内容によって金利は変動します。

借り入れ期間と返済回数

借り入れ期間と返済回数はそれぞれ

  • 借り入れ回数:1〜6回

  • 返済回数:1〜6回

となっています。

審査・与信の内容 – AIと独自データを利用

金融機関が行うような対企業に対しての決算情報や事業内容も与信情報として扱いますが、CAMPFIREレンディングはクラウドファンディング運営会社ならでのは

  • クラウドファンディングの支援者数

  • クラウドファンディングの達成スピード

  • プロジェクトのSNSでの拡散状況

なども与信内容に含まれます。

これらのデータを人とAI(人工知能)が読み取り、融資条件を決定します。

よって銀行等の金融機関と比較して融通がきくのではないかと思います。

ただし、与信の内容については随時精度を高めるために追加・修正が加わるはずです。

トランザクション・レンディングのプラットフォームに

CAMPFIREレンディングは今後の予定として

  • 個人の行動情報

  • ヘルスデータ

  • SNSの情報発信力(影響力)

などのライフログも与信データとして活用する予定と発表しています。/p>

CAMPFIREレンディングのようなオンラインプラットフォーム内でのデータを与信に活用した融資は

  • オンラインレンディング

  • トランザクションレンディング

などと呼ばれ、注目が集まっている融資方法です。

クラウドファンディング運営元ならではの与信内容に注目

クラウドファンディングはプロジェクト開始前から担当者が

  • 事業内容は社会に良い影響を与えるか

  • プロジェクトが成立するかどうか

  • プロジェクトの計画は正しいかどうか

  • 調達した資金は適切に運用されるか

などの審査を行います。

そして、その審査を通過したプロジェクトのみがクラウドファンディングプラットフォームに表示されます。

つまり一定の審査を経た信頼できる事業者しかクラウドファンディングを利用できないということです。

これは金融機関の与信と似ています。

ただし金融機関の与信内容は項目が非常に多く、厳しいことで有名です。

CAMPFIREレンディングは通常の与信以外にもクラウドファンディングにおける

  • 支援者数

  • 達成スピード

  • SNSなどでの広がり

などを見て与信を行います。

これはプロジェクトが社会でどのように受け入れられるかを見るということでもあります。

なので共感してくれる人が圧倒的に多いプロジェクトは既存の金融機関である銀行よりも良い条件で融資してもらえる可能性がある、ということです。

もし、事業計画や企画の内容に自信があるけどなかなか金融機関から融資を受けられないで悩んでいる方は

  1. CAMPFIREにプロジェクトを掲載して支援を募る

  2. そしてCAMPFIREレンディングで融資を受ける

というステップを踏めばお金の面でかなり楽になるかもしれません。

お金の面だけでなく、プロジェクトに共感してくれる人がたくさん出てくればかなり有利な条件で事業をスタートすることも可能です。

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