AI(人工知能)によるデータ分析は企業の採用でも活用されています。
飲料大手のサッポロホールディングスでも2019年の新卒採用からAIによる判定を導入します。
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AI審査はエントリーから面接に進む段階で実施される
AIによる審査は
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Webエントリー
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書類選考(エントリーシート / Web適性検査)
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グループディスカッション
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一次面接(個人)
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最終面接(個人)
この流れのなかで[1]採用フローに関してはサッポロホールディングスのサイトにある採用スケジュールを参考にしました。、
・書類選考(エントリーシート / Web適性検査)
の段階で実施されるようです。
企業として面接に多くの時間を使えるようになるメリットが
書類選考をAIにまかすことによって企業は人事担当者の時間を削減することができます。
そして、削減した時間は書類選考を通過した学生の面接により多く使うことができます。
つまり人の時間を有効的に使えるというメリットがあります。
合否の判定アルゴリズムについて
合否の判定アルゴリズムですが、とうぜんですが中身は公開されていません。
というか、
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AIの処理の内容はモノによっては人にもわからない
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教師データの変化や追加によってAIのアルゴリズムも変わる
という事実があるので、中身は知りようがなかったり、知っても無意味だったりします。
参考にしているデータについて
日刊工業新聞が報じた記事によると、判定するAIは
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過去の内定者が記入していた書類データ
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人事担当者による書類や面接での選考点
などを参考データとして利用しているようです。
なので、応募する側としては近年の新卒採用の合格者に対して
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どんな内容の書類を提出したか
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面接でどんなアピールをしたか
などを訪ね、その内容を参考にするなどして対応ができそうです。
ただ、おそらく嘘のアピールをしてもAIが嘘だと判定するはずなので、自分が持っているもの(データ)の見せ方を工夫するくらいしかできないと考えた方がよいかもしれません。