airbnbは
air bed and breakfast(エアーベッドアンドブレイクファスト)
の略称で、英語自体は簡易的なベッドと朝食という意味です。
airbnb(エアビーアンドビー)はいわゆる
「シェアリングエコノミー(sharing economy)」
と呼ばれるサービスの一種で、自分が住んでいる家(賃貸、持ち家に関係なく)を他人に貸し出して貸主が収入を得ることができます。
airbnb内では宿泊施設を貸す側は
「ホスト(host)」
と呼ばれ、宿泊する側は
「ゲスト(guest)」
と呼ばれます。
さらに個別の宿泊可能な物件は
「リスティング(listing)」
と呼ばれます。
airbnbのホストは現代の日本の感覚ではairbnb経由で大きな収入を得ても不動産賃貸業、つまり職業としても通じる「大家(おおや)」のようにはみなされません。
しかしシェアリングエコノミーはairbnbだけでなくあらゆる分野に渡って世界中でものすごい勢いで浸透しています。
10年後は旅行中や出張中に自分の家を人に貸し出して収入を得ることが当たり前の時代になっているかもしれません。
そうなると他人に家を貸すことに対する抵抗感が強いであろう日本においても、こんご状況が変わる可能性があります。
日本でも「Airbnbの大家(ホスト)」という職業がメジャーになる日が来るかもしれません。
※このページはairbnbのホストになってお金を稼ぎたい人向きです。ゲストになって宿泊料金を節約したい方は別のサイトを参考にしてください
airbnb(エアビーアンドビー)は社会的な問題を解決する
総務省の調査によると平成25年の日本の総住宅数の6,063万戸に対して、空き家は820万戸あり空き家率は13.5%にも登ります。
5年ごとの推移だと
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平成10年は11.5%
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平成15年は12.2%
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平成20年は13.1%
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平成25年は13.5%
このように空き家は増加傾向です。
少子高齢化の影響を考えると、この数字はしばらく増えるのは確実です。
空き家の増加防止・有効活用するための手段として政府や行政組織からairbnbが注目されるようになる時代がくるかもしれません。
空き家対策だけでなく、投資目的で購入したマンションを普通に賃貸物件として貸し出すのではなく、airbnbのゲスト専用のマンションとして使用する、こんなことが当たり前になる可能性もあります。
実際に京都や大阪などの有名な観光地の近くはairbnbを利用する外国人観光客が多く、中国人や香港人などのアジア系富裕層が投資目的で購入したタワーマンションがairbnbでは大人気のようです。
海外にいながら日本の分譲住宅を購入して、あとはairbnb専門の代行業者(管理から掃除まで代行してくれます)に運用を任せるなど、不動産投資目的の富裕層をターゲットにした代行ビジネスも盛んになっているほどです。
airbnbの基本情報
基本的な情報を下記にまとめます。
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Airbnbの呼び方・読み方:エアビーアンドビー、エアビーエンビー、エアビーという風に短縮することもある
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サイトURL:https://www.airbnb.jp/
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運営会社:Airbnb, Inc.(本社はアメリカのカリフォルニア州サンフランシスコ)
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Airbnb設立時期:2008年8月(サービスの開始は2007年)
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サービス対応国数:191カ国以上
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仲介するモノ:民泊可能な宿泊施設
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仲介対象:宿泊したい人と宿泊施設を貸し出したい人
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貸す方の呼び名:ホスト
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借りる方の呼び名:ゲスト
airbnbの登録方法
airbnbを利用するためにはまずは会員登録(無料)が必要です。
登録は完全無料で、ホストになるにせよゲストになるにせよ共通のアカウントひとつあれば問題ありません。
アカウント作成は
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FacebookのIDとパスワードで接続
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googleアカウント
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メールアドレス(gmail、hotmail、yahoo!などのフリーメールでも可)
などに対応しています。
Facebookのアカウントがあれば最も手軽で、すぐに登録・ログインすることができます。
登録が完了したらプロフィールを登録してください。
プロフィールの文章を作成するときは
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日本語と英語両方で作成する
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認証済みIDを取得する
このふたつをするだけでゲストの予約率が向上するはずです。
特に認証済みIDは登録したアカウントの人物が実際に存在することを証明しますので、ゲストからの信頼度が大きく向上します。
airbnbホストの仕事内容と役割
ホストの仕事は多岐に渡りますが、
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貸し出し物件(リスティング)の登録(写真登録・値段設定など)と管理(掃除等)
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ゲストからの問い合わせ対応
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予約の管理
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ゲストの来訪当日の鍵の受け渡しやトラブル対応
などが主要な仕事内容となります。
乱暴にまとめると、ホストの仕事内容は旅館やホテルなどに宿泊した時に宿泊施設のスタッフが行っていた業務です。
ただ、もちろんプロフェッショナルではなくアマチュアですし、ゲストもそのことを理解してくれています。
自分なりに「おもてなし」の心を持ってゲストが気分良く宿泊できるよう努力することが最も大事です。
自分でSEO対策を考えると効果的
よりたくさんのゲストを集客したいホストはリスティングのSEO対策なども行えます(SEOとはgoogleなどの検索エンジン対策のことです)。
airbnbは各リスティングページに対してgoogleのクローラーが周回するように設定していますので、検索エンジンの検索結果に表示されます。
例えば自分のリスティングが「京都 銀閣寺周辺 ゲストハウス」「東京スカイツリー バックパッカー」などの言葉で上位表示されると自然と予約数が増えます。
SEO対策としてできることは文言の修正と追加くらいしかありませんが、旅行客が使いそうなキーワードはリスティング紹介文に盛りこみましょう。
お金は一切かかりませんし、それほど手間にもならないのでSEOはかなり有効的な宣伝方法となります。
物件(リスティング)の登録方法と貸し出しまでの流れ
貸し出して収入を得たい物件の登録方法と、ゲストへの貸し出しまでの流れをざっくりまとめます。
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Airbnbに無料登録
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ログイン後ホーム画面から「お部屋を掲載」を選択
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リスティングの項目を細かく設定・登録
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ゲストからの細かい質問などに都度対応
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ゲストからの予約を受け付け
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当日の鍵の受け渡し方法等を確認
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ゲストへの貸し出し
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貸し出し完了後、備品の破損等・紛失がないかを確認
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ゲストのチェックインから24時間後に、ゲストからではなくAirbnbから料金を受け取る
ホストの収入と料金の受け取りについて
ホストの収入はゲストが支払った宿泊料金から3%をAirbnbがサービス料として差し引いた金額となります。
ゲストはホストが設定した料金に対してこちらもサービス料として6~12%上増しした料金を支払っていますので、料金設定の際はサービス料も検討材料に加えたほうが正確です。
ビジネスホテルや旅館などと同様に宿泊施設が優れていて、それを上手にアピールすることができれば高い値段でも納得してくれるゲストは現れます。
しかし、競合となる近隣のゲストが設定している料金相場とあまりにもかけはなれた設定だとゲストに対するアピールが乏しくなります。
airbnbのホストは一種のビジネスでもありますので競合の存在を常に意識して料金とサービス内容を適宜変更していかないと競合相手に遅れをとることになるでしょう。
宿泊料金についてはホストはゲストから直接お金を受け取ることはありません。
決済等はAirbnbが仲介してくれますので未回収やその場の値下げ交渉などの心配はいりません。
受け取り方法はドルで受け取ったり、円で受け取ったり、銀行振込み・Paypalなど、かなりバリエーションに富んでいます。
世界中で使用されるサービスなので各国で主流とされている方法にはほぼ対応しています。
自分で受け取り方法は選択可能なので、最も都合の良い受け取り方法を選択してください。
英語対応すると外国人観光客が増加してビジネスチャンスが拡大
2020年のオリンピックを控え、訪日外国人観光客が右肩上がりで増加しています。
そもそもairbnbがアメリカでスタートしたサービスということもあり、欧米人の利用は特に盛んです。
なのでリスティングを作成する際は日本語だけでなく英語でも作成しておくと親切です。
英語ができなくても特別問題にはなりません。
あらかじめ英語ができないことを伝えておくことを前提として
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google翻訳などで丸ごと日本語を英語に翻訳する
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ゲストが来客した際は翻訳アプリなどを使ってコミュニケーションをとる
などで対応すれば充分です。
日本語の文章を英語に翻訳するときは文章を細切れにして翻訳ソフトに理解しやすくすると簡単です。
法人向け出張サービス「Airbnb for business」
法人向けサービスとして2015年7月に「Airbnb for business(エアービーアンドビーフォービジネス)」がリリースされました。
これまではFacebook等のアカウントを持つ個人が主に利用してましたが、経費報告機能など法人向の機能が追加され出張などビジネスでの利用者の増加も期待できます。
ホストとしてはもてなす方法は変わりません。
ただ、
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無料WiFiがつながるリスティングを持っている
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オフィス街に近い場所にリスティングできる
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複数の部屋や複数人が泊まれるリスティングを持っている
これらの条件に該当するホストはビジネス向けのairbnb利用者が増加するにあたって有利になる可能性があります。
収入増加以外にもあるairbnbのホストになるメリット
airbnbのホストになりたいと考えるほとんどの人は副業というか、収入を増やすことが目的だと思います。
しかし、airbnbのホストになると収入以外にもたくさんのメリットがあります。
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外国人観光客とのコミュニケーションが必然的に発生するのでホストと親しくなれる
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逆に自分が外国に行ったとき、日本で自分の家のゲストになった人の家に自分がゲストとして訪問しやすい
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シェアリングエコノミーを実体験できる
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airbnbのホストとしてのノウハウがたまれば本格にビジネス展開もできる
ゲストとホストが逆になって、次は自分がもてなされる側になることもあります。
なのでairbnbのゲストは外国人の友人が欲しい方にはとても良い仕事です。
様々なホストに宿泊してもらい、その都度発生するトラブル対応などの知識が身につけばairbnbのホスト代行なども請け負えるようになるかもしれません。
実際にairbnbのホスト代行業者は増えています。
空き家が増える傾向にある日本では今後家のシェアリングの知識がある人は重宝されるではないでしょうか。
airbnbのホストに向いている人
airbnbのホストに向いている人、というとまず大前提として他人に貸し出せる家・部屋や土地がある人となります。
それらが観光地やその周辺にあれば尚良いでしょう。
性格としては社交的でコミュニケーション能力が高く、人のことを思いやる「おもてなし」の精神を持っている人に向いています。
能力で言えば外国人観光客の利用が多いことから英語力は無いよりあったほうがいいでしょうが、翻訳アプリやボディーランゲージでなんとかなります。
英語力よりは総合的なコミュニケーション能力の方が求められる仕事のように思います。
退会方法
Airbnbの退会方法を解説します。
ホストもゲストも退会方法は共通となります。
日本企業運営で無いせいか、すこし退会方法がわかりづらいですが、手順を踏めばしっかり退会可能です。
※再入会も簡単です
Airbnbでは退会=アカウントのキャンセル
日本の会員制サービスではサービスをもう使わないから辞めたいという時は「退会」という言葉を使う事が多いです。
しかし、Airbnb(エアビーアンドビー)では会員を辞めて退会することを「アカウントのキャンセル」と呼びます。
サイト内のヘルプなどで「退会方法」などと検索しても退会方法が見つかりにくいのはこのせいです。
ただ、悪質サイトのように悪意を持って退会方法がわからないようにしているのではなく、ただの商習慣の違いや翻訳の問題ですので、ちゃんとした手順をふめばあっという間に退会が完了します。
このページではAirbnbの退会の手順・流れを解説します。
流れというほど大げさなものではありませんが、退会方法がわからなかった方は参考にしてください。
まずは削除したいアカウントでログイン
退会したいアカウントでまずはログインしてください。
airbnbはログインしてから退会申請するタイプのサービスです。
久しぶりにログインするのでIDとパスワードを忘れてしまったという方はフォームから問い合わせましょう。
退会までの手順
ログインしたら「アカウント設定」を選択して、次に「設定」を選択してください。
すると、「アカウントをキャンセルする」というボタンがありますので、そこで「アカウントをキャンセルする」を選択してください。
次に
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あなたが去っていく理由を教えてください
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今後の手順
という表示がでますので、選択したり内容を確認した後に「アカウントをキャンセルする」を選択するだけで退会完了です。
アカウントをキャンセルするとリスティングやプロフィールが削除されます。
再登録について
airbnbではアカウントをキャンセルしてもすぐに再登録可能です。
ふたたびairbnbから新規登録したりFacebookアカウントでログインするだけで登録が完了します。
ただし、普通に登録したら同じFacebookアカウントやメールアドレスを使っても過去に登録したプロフィールやリスティングは無くなっています。
もし、過去に登録したプロフィールやリスティングを使用したい場合は「ヘルプセンター」から問い合わせてください。