消費者金融への借り入れ申し込みにはどんな書類を用意すれば良いのでしょうか?
結論を先に言うと
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本人だと確認できる書類
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(借りるお金が一定の条件を超えるとき)収入を証明できる書類
の2種類の証明書類があれば借り入れの申し込みが可能です。
この記事では
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借り入れにあたって用意が必要な書類
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必要書類を集めるにあたっての注意事項
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意外と不要な書類
など、借り入れ申込み時の書類まわりについてまとめます。
消費者金融からの借り入れを考えているけどどんな書類を用意すればいいのか全くわからない、という方は是非参考にしてください。
用意するのが難しい書類はとくにありません。
このページの目次
お金を借りるのに必要な書類その1.本人だと確認できる書類
まず最初に用意したい、
「本人確認のために必要な書類」
について説明していきます。
本人確認に使える公的書類一覧
消費者金融などで本人確認用として利用できる書類を一覧にします。
まず、どの消費者金融でも利用できるのが
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運転免許証
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パスポート
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健康保険証
この3つです。
ただし、健康保険証には顔写真が付きませんので、追加情報として顔写真付きの書類や他の書類の提出を求められることがあります。
3つ以外の書類だと
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住民票
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運転履歴証明書
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顔写真付きの住民基本台帳カード
などの書類も消費者金融によっては利用可能ですが、先に挙げた3つのうちのどれかを用意した方が無難です。
公的書類は有効期間を必ず確認
提出する公的書類は有効期間を過ぎていたら無効となります。
よって本人確認書類として利用できません。
必ず最新の公的書類を提出してください。
日本在住の外国人は別の書類が必要
大手消費者金融では日本在住の外国人も借り入れの申し込みが可能です。
ただし、日本人とは必要な書類が異なります。
日本に住んでいる外国人の場合は
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外国人登録証明書
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在留カード
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特別永住者証明書
などの書類が必須となります。
提出書類が現住所とは異なる場合
もし引っ越しをした直後だったりで公的書類の住所が現住所と異なる場合は追加で
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公共料金の領収書(NTT・NHK・電力会社・ガス会社)
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住民票の写しまたは住民票の記載事項証明書
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印鑑証明書
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社会保険料金の領収書
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国税または地方税の領収書、もしくは納税証明書
などの書類の提出を求められます。
発行日から半年以内の書類が必要など、期限が切られていることもあります。
なお、消費者金融会社によって必要な書類は異なりますので注意してください。
顔写真付きの本人確認書類があればそれを使う
会社によって差がありますが、顔写真が無い書類を提出すると本人確認にあたって追加書類が必要なことがあります。
手間を省くためにも最初から顔写真付きの本人確認書類を提出しておくとスムースです。
お金を借りるのに必要な書類その2.収入を証明できる書類
本人確認書類を用意したら次は収入を証明できる書類です。
収入を証明できる書類は
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給与明細書(通常は直近3ヶ月以上が必要)
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源泉徴収票
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住民税決定通知書
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所得証明書
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課税証明書
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確定申告書
などが利用可能です。
しかし本人確認書類とは違い、収入証明は借り入れを希望する全員が必要という訳ではありません。
どんな人に収入証明が必要なのかについても解説します。
50万未満の借り入れは収入証明書類が不要
まず、消費者金融から借り入れをしたことが無いという前提で話を進めます。
借り入れをしたことがない方が1社から50万円未満の借り入れの申し込みをした場合は収入証明が不要となります。
具体的には49万9,999円以下の借り入れには収入証明が不要となります。
これは総量規制によって定められていますので、収入証明不要で50万円以上の借り入れが可能な会社は法律に違反していることになります。
よって非常に危険な会社となります。
原則として50万円以上の借り入れには収入証明書類が必要だということを絶対に忘れないでください。
他社と併せて100万以上の借り入れを希望する場合は書類が必要
消費者金融へ借り入れの申し込みをすると、申し込みを受け付けた各社は申し込み者の信用情報を専門機関に確認します。
よって他社からの借り入れ情報も確認できます。
そして他社と自社併せて100万円以上の借り入れを希望している人に対しては収入証明書類の提出を求めます。
これも総量規制によって定められています。
書類の偽造は厳禁
どんな理由であれ収入証明書類の偽造はしてはいけません。
文書偽造は立派な犯罪ですので、簡単に偽造できるからといって犯罪に手を染めてはいけません。
収入証明を提出できないとき
収入証明の提出を求められ、書類の提出ができない場合は消費者金融からお金を借りることはできません。
これは法律によって定められているのでどうしようもありません。
どうしても収入証明無しでお金を借りたい場合は総量規制の対象外となっている銀行カードローンなどがありますが、これも社会問題になっていることもありあまりおすすめできません。
近い将来はおそらく銀行カードローンも収入証明が必要になるでしょうから、収入証明ができない方は50万円未満の借り入れしかできないと今のうちから考えた方が良いかもしれません。
お金を借りるのに必要そうでいらない書類・もの
消費者の借り入れで必要そうで必要でないものをまとめます。
必要そうでいらないものが結構多いことがわかります。
印鑑(実印)は不要
意外ですが印鑑(実印)は借り入れにあたって不要です。
ただし、印鑑証明は住所が本人確認書類のものと異なる時は証明書類として使えます。
印鑑と印鑑証明を混同しないようにしましょう。
担保(たんぽ)は不要
消費者金融の借り入れの場合は基本的に担保不要です。
無担保だからこそ金利が高いので、リスクとリターンは必ず計算してください。
必要なものは2点
繰り返しになりますが、消費者金融からの借り入れで必要なものは
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本人だと確認できる書類
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収入を証明できる書類
この2点です。
そして、当たり前ですが文書を偽造することは絶対に止めてください。
お金を借りたい時は必要書類をしっかり用意し、返済計画を立てた上で申し込みをしましょう。