「P2P型の不動産クラウドファンディング」として業界に新たな風を吹き込もうとしているのがクラウドリアルティ(Crowd Realty)です。
既存のソーシャルレンディングとは似て非なるものですが、利回り等はソーシャルレンディング同様高いものが期待できます。
ソーシャルレンディングに興味があるけど非公開の部分が多くて躊躇していた方におすすめのサービスです。
このページの目次
クラウドリアルティ(Crowd Realty)とは?その仕組み
クラウドリアルティ(Crowd Realty)はソーシャルレンディングではなく、「P2P型の不動産クラウドファンディング」として自らのサービスを売り出しています。
ソーシャルレンディングでは法律により投資先が非公開で、実際はどんな案件に自分たちが投資したお金が使われているのが不透明です。
その点クラウドリアリティは国内の投資先の不動産を公開しています。
また、ソーシャルレンディングのようにファンドで集めてお金を貸し出しているのではなく自らの子会社であるSPC(特別目的会社)を使い、不動産を購入・所有しています。
そして購入した不動産を提携先と共に運用して得た収益を投資家に分配し、償還時には物件の売却益をリターンに当てています。
なので投資家は不動産ビジネスに投資しているとも言えます。

クラウドリアリティトップ画面
会社の概要や取得免許
クラウドリアルティの会社概要や取得免許をまとめます。
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サービス名:クラウドリアルティ
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公式サイトURL:https://www.crowd-realty.com/
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サービス開始時期:2017年5月
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運営会社:株式会社クラウドリアルティ
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住所:東京都千代田区平河町二丁目5番3号 Nagatacho GRID 3F
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運営会社の株主(一部抜粋):グローバル・ブレイン5号投資事業有限責任組合・FinTechビジネスイノベーション投資事業有限責任組合
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メイン商品ジャンル:不動産
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取得免許:金融業(第二種金融商品取引業 関東財務局長(金商) 第2963号)
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取得免許:不動産業(宅地建物取引業 東京都知事(1) 第98234号)
メインは不動産型クラウドファンディング
一般的なクラウドファンディングは購入型クラウドファンディングと呼ばれ、投資には応援的な意味合いが大きく含まれます。
その点クラウドリアルティの不動産型クラウドファンディングはエクイティ(株式購入)型クラウドファンディングに近く、投下した資本が適切に運用されて収益が上がれば当初の想定以上のリターンも期待できます。
実際に物件も公開されているので自ら見学もできますし、投資した物件に旅行客として宿泊に行くことも可能です(一般宿泊客に公開されている場合)。
なので
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応援という意味合いで投資家可能で
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なおかつ収益面でのリターンも期待できる
というタイプのクラウドファンディングです。
一般の企業の株式投資とも似ています。

京町家再生プロジェクト
リノベる等と提携
クラウドリアルティは購入した不動産物件を運営するにあたって
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リノベる株式会社
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株式会社トマルバ
などの企業と提携しています。
提携企業と協力して投資先物件の収益化を促進します。
マイクロ投資プラットフォーム「セキュリテ」と似ている
クラウドリアルティは不動産に特化しています。
そして不動産特化型のクラウドファンディングはクラウドリアルティ以外に見当たりません。
不動産に特化していないタイプなら、「セキュリテ」という投資プラットフォームがクラウドリアルティと似ています。
なのでセキュリテの案件に投資した経験がある方ならクラウドリアルティをイメージしやすいと思います。
どちらもソーシャルレンディングとは似て非なるものです。
投資先不動産は日本と海外(エストニア)
クラウドリアルティでは
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日本国内
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海外(エストニア)
の両方の不動産に投資しています。
海外案件も日本円建てで投資可能です。
投資のリスク- 日本案件
日本の不動産案件については
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為替の変動(主に円高)
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地震などの自然災害
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火事等
など、一般の旅館運営においてマイナスとなる出来事や環境の変動が起きればそれがそのままリスクとなります。
昨今の日本の状況を考えると猛烈な円高やテロ等が発生して外国人観光客が減少すれば不動産ビジネスにおいて大きな痛手となります。
投資のリスク- エストニア案件
投資家は円建てで投資できますが、エストニアでの貸付はユーロで行われます。
なのでユーロが安くなれば日本円での分配に影響がでます。
また、クラウドリアルティの提携先となるEstateGuru OÜが倒産等の状況になれば大きな影響がでます。

エストニア案件募集画面