「タイムズカープラス」は駐車場で有名なタイムズ24株式会社が運営するカーシェアリングサービスです。
日本のカーシェアリング市場においては圧倒的なナンバーワンであり、その知名度からくる安心感は抜群です。
初期費用としてカード発行料が1,550円(キャンペーン等で無料のことが多い)かかりますが、その後は実質固定費が0円で利用できますので
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車のガソリン代・車検代・税金・駐車場代などの維持費が気になっている
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車を持っているけど滅多に使わなくなってきた
などに該当する方におすすめのカーシェアリングサービスです。
このページの目次
カーシェアリングサービス「タイムズカープラス(TCP)」とは?
「タイムズカープラス(TCP)」は
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タイムズ駐車場
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タイムズカーレンタル
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タイムズチケット
などで有名なタイムズ24株式会社によって運営されているカーシェアリングサービスです。
サービスがはじまったのは2009年なので、「シェアリングエコノミー」という言葉が生まれる以前に事業化されました。
日本のカーシェア市場ではタイムズカープラスは圧倒的なナンバーワンで、年々規模と業績を拡大させてカーシェア市場を牽引しています。
シェアリングエコノミーはまだ拡大期ということもあり赤字のサービスが多いなか、TCPは2014年10月期から黒字化しており、その後も売上げ・営業利益共に順調に伸びています。
既存事業であるタイムズ駐車場を活かし、全国で15,000個以上のステーション(乗り場所)がありますので都市部だけでなく地方都市でも不便なく利用できるというのが最大の強みでしょう。
公式サイト・アプリのURLまとめ
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公式webサイトURL:https://plus.timescar.jp/
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iPhoneアプリURL:https://itunes.apple.com/jp/app/id825371148?mt=8
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AndroidアプリURL:https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.park24.tcpquickapps
※アプリは空き車両の検索・予約向きです。登録はwebから行ってください
入会・会員登録方法
タイムズカープラスの入会方法は個人と法人で手続きが違います。
サービスの基本的な使い方は同じですが、法人会員は月額基本料金が無料なのでお得です。
個人・法人どちらも入会手続きをふみカードを発行してもらい、カードを受け取ったら利用可能になります。
会員カードに記載されている番号と、自分が設定するパスワードは予約・ログイン時に使用しますので保管してください。
個人の入会方法
個人での入会方法は
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ネットからのクイック入会
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インターネット入会
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カーシェア説明会での申込
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無人入会機での申込
の4つに分かれています。
クイック入会と無人入会機での申込はカード発行手数料が無料になるという特典があり、カーシェア説明会での申込はじっくり説明を聞いてから入会を判断できるというメリットがあります。
カーシェアに対して不安を感じている方は説明会に参加しておくとよいかもしれません。
ネットから入会申込書送付きの資料請求も可能です。
説明会に参加したいけど忙しい方は資料請求がおすすめです。
個人の入会にあたって必要なもの
個人は入会時に
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運転免許証もしくは原寸両面コピー
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クレジットカード
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運転者本人様の携帯電話番号およびメールアドレス
が必要なので用意してください。
さらに選択する料金プラン(後述します)や書類の状況によっては
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現住所確認書類
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学生証
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住民票・保険証
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親権者の同意書
などが必要になります。
法人の入会方法と流れ
法人の場合は
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webから入会申込
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営業担当からの連絡を待つ
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入会申込書を記入
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会員カードの受け取り
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利用開始
このような流れになります。
使い方・乗り方
タイムズカープラスの実際の使い方、乗り方はとてもシンプルです。
会員カードを使うことが多いので、頻繁に使う方は財布等すぐに取り出せる場所にカードを入れておきましょう。
パソコン・スマホ・携帯などの端末からログイン
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会員番号
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パスワード
を用意してインターネット端末からログインします。
ネット端末はパソコン・スマホ・タブレット・ガラケーなど、ひと通り対応しています。
自分の位置から利用可能なステーションを探す
ログインしたらまずはステーション検索で自分が利用したい場所の周辺にステーションがあるか検索してください。
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住所
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駅名
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車種
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地図
など、ステーションの検索方法が豊富です。
オープン・閉鎖予定ステーションも確認できますので、利用する地域のステーション情報はチェックしておきましょう。
ステーションとは?
ステーションとはタイムズカープラスで予約・利用可能な車が置いてある駐車場のことです。
タイムズカープラスではタイムズの黄色い大きな看板やのぼりが立てられていることが多いので、注意して駅周辺を歩くとたくさんステーションがあることがわかります。
車を予約する
車の予約方法は
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ネットから
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電話から
があります。
予約はいつからいつまで可能?
車の予約は利用日の2週間前から可能です。
そして、予約可能なのは利用する直前でも大丈夫です。
ただ、余裕をもって予約した方が希望する車の予約がしやすくなります。
予約できない時は空き待ち(キャンセル待ち)
車の予約ができないときは
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希望エリア内で空きがでたらメールを受け取る
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特定のクルマを指定して空きがでたらメールで通知を受け取る
などの方法で空き待ち(キャンセル待ち)設定ができます。
車の解錠・運転方法
車の予約をしたら指定した日時にステーションに行き、車を見つけたら解錠してください。
解錠はカードをカード読み取り部分にかざしておこないます。
運転手の交代は可能
事前にマイページから手続きすることが前提ですが運転手の交代は可能です。
ただ、交代できるのはタイムズカープラスの会員同士のみです。
ガソリンを給油すればディスカウント(割引)
車の利用中にガソリンが少なくなっていることに気づいたら給油してください。
給油することによって利用料金に対して割引が発生します。
他にも汚れが目立ってきたら水洗い洗車をすると割引が発生します。
事故やトラブルが発生した時は電話
タイムズカープラスを利用中に事故やトラブルが発生したらその場から専用の電話番号に電話してください。
ささいなことでも相談しておくとトラブル予防になります。
タイムズカープラスでかかるお金
タイムズカープラスでかかるお金をまとめると
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カード発行料
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月額基本料
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利用料金
となります。
カード発行料
カード発行料は
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個人一人当たり:1,550円
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法人一人当たり:648円
このようになっています。
ただ、キャンペーン等で結果的に0円になっていることが多いです。
月額基本料金
月額基本料金はプランごとで違い
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個人プラン
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家族プラン
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学生プラン
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法人プラン
この4つが用意されています。
なお、利用料金(乗った分だけかかるお金)はどのプランでも同じです。
個人プランと家族プランは月額料金が1,030円
個人プランと家族プランは月額基本料金が1,030円かかります。
しかし、無料利用料金として1,030円分を無料で利用できますので実質的には0円となります。
学生プランと法人プランは月額料金が無料
学生プランと法人プランは月額料金が無料となります。
ただ、個人・家族プランのような無料利用料金は設定されていません。
利用料金にはふたつのクラスがある
利用料金とは利用した分だけかかる料金のことで、クラスによって料金が異なります。
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ベーシッククラス:15分206円(ガソリン代、保険料込み)
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プレミアムクラス:15分412円(ガソリン代、保険料込み)
ベーシッククラスとプレミアムクラスの違いは車種です。
プレミアムクラスでは高級車や比較的大型な車が利用可能です。
パックでの利用も可能
あらかじめ使用する時間が決まっているならパックでの利用がおすすめです。
パックだとベーシック・プレミアムでのクラスによる料金の違いはありません。
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6時間パック:4,020円
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12時間パック:6,690円
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24時間パック:8,230円
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アーリーナイトパック(18:00~24:00):2,060円
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レイトナイトパック(24:00~翌9:00):2,060円
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ダブルナイトパック(18:00~翌9:00):2,580円
このように料金はかなり安くなります。
ただし、6時間パック以外は1km走行するごとに16円が距離料金として追加発生します。
キャンペーンを利用してお得に使う
タイムズカープラスでは随時キャンペーンを実施しています。
キャンペーンを利用すれば料金をかなり抑えて利用できますので、キャンペーンの内容はしっかりチェックしてください。
退会方法
タイムズカープラスから退会したいときはネットで簡単に手続き可能です。
ただし、法人プランで契約している場合は書面での手続きが必要です。
休会制度は無いけどいつでも再入会可能
タイムズカープラスには休会制度はありません。
なので使わなくなった時は退会となります。
一度退会しても再入会はすぐにできますので、ネット等を使って入会してください。
タイムズカープラスではワンウェイトリップ(乗り捨て)はできない
タイムズカープラスでは原則としてワンウェイトリップ(乗り捨て)はできません。
ステーションで車を借りたら借りたステーションに返すことが原則となります。
しかし、どうしても乗り捨て可能なサービスを使いたい時はタイムズの関連サービスがおすすめです。
タイムズカーレンタルは借りた場所とは別店舗で乗り捨て可能
カーシェアではなくカーレンタルになりますが、タイムズカーレンタルでは乗り捨て可能です。
ただ、道路に乗り捨ては当然NGで、借りた店舗とは別店舗での乗り捨てが許可されています。
「Times Car PLUS × Ha:mo」なら乗り捨て可能
タイムズカープラスは
「Times Car PLUS × Ha:mo」
としてトヨタと提携してサービスを実施しています。
Times Car PLUS × Ha:moでは
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COMS
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i-ROAD
という二つの超小型モビリティでの乗り捨てが可能です。
※どちらも利用は免許証が必要です
「Ha:mo(ハーモ)」はタイムズカープラス会員におすすめ
「Times Car PLUS × Ha:mo」の利用にあたってはタイムズカープラスの登録が必須となりますので、まずはタイムズカープラスに会員登録をしてください。
タイムズカープラスの会員になれば通常のタイムズカープラスの車種とCOMS・i-ROADのどちらも利用可能になります。
タイムズカープラスとHa:moの違い
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乗り捨て可能
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車種
これら以外にもタイムズカープラスとHa:moには違いがあります。
違う点をまとめますので確認してください。
COMSとi-ROADの料金
COMSとi-ROADでは料金が違います。
それぞれ
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COMS:206円(15分)
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i-ROAD:412円(15分)
このようになっています。
i-ROAD事前講習の受講が必要
i-ROADの利用を希望する場合は事前講習への参加が必要です。
講習の内容は
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座学
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場内
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路上講習
の約90分で、利用料金は1,080円(消費税込)となります。
講習のスケジュール確認・予約はタイムズカープラス内の専用ページから可能です。
対応ステーションは東京のみ
Ha:mo(ハーモ)は乗り捨ては可能ですが、ステーションが東京エリアにしかないため(2017年5月現在)東京内でしか乗り捨てできません。
なので対応ステーションの数はタイムズカープラスと比べるとかなり少ないです。