無料チャットアプリ「LINE」を運営するLINE株式会社は子会社のLINE Financial株式会社をとおして、個人向けの保険事業に参入することを発表しました[1]https://markezine.jp/article/detail/28327。
保険の詳細についてはサービス開始前ということもあって詳しい内容は明らかにされていません。
この記事では公表されている範囲でLINEが販売する個人向け保険の内容をまとめます。
このページの目次
LINE保険(ほけん)とは?
LINEの子会社のLINE Financial(ライン フィナンシャル)株式会社は損保ジャパン日本興亜との業務提携を発表しました[2]https://www.sjnk.co.jp/~/media/SJNK/files/news/2018/20180425_1.pdf。
これにより、LINEはアプリ上から損保ジャパンがてがける保険を販売するとされています。
基本的にはLINEのアプリ上から
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保険の相談
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保険申し込み・加入
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保険料の支払い
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保険金の請求
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保険金の受け取り
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事故時のトラブル対応
など、保険に関することのほぼすべてが完結するようです。
保険商品は短期の損保がメイン
LINEが取り扱う保険では
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必要なときに短期で加入できる損害保険
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保険料は1回あたり数百円前後
という内容を予定しています。
なので、生命保険や入院保険等には加入はできません。
ちなみに、
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必要なときにいつでも加入できる
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短期間での契約が基本になる保険
このような条件を満たす保険は「オンデマンド保険」と呼ばれています。
LINEのアプリから完結する
すでに述べましたが、LINEの保険はLINE上から保険に加入でき、保険金の受け取りなどもアプリ上から可能になります。
保険に加入させたいモノについても、スマホで撮影した写真をアプリ上から送信すればいいだけです。
なので、一般的な保険に加入するときのような
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保険会社の営業と会って会話をする
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保険の代理店に行って営業と話す
などの手間は省けます。
LINEの決済サービス「LINE Pay」で保険料を支払える
LINEは「LINE Pay(ラインペイ)」というスマホの決済サービスを運営しています。
LINEの保険では、LINE Payを使って保険料を支払うことが可能です。
これにより銀行振込等の手間が省けます。
AI(人工知能)を使ったチャットボットでの相談も可能
LINEの保険にはチャットボットと呼ばれるAI(人工知能)を活用したカスタマーサポートが導入される予定です。
これにより、なにか質問や気になることがあっても電話したりメールしたりする必要がなく、アプリ上からLINEをするような感覚で問い合わせなどをすることが可能になります。