出会い系やマッチングアプリで出会うと性病に感染する確率が高い理由

マッチングアプリや出会い系アプリはものすごい人気です。
人気のあるアプリだと1,000万人以上の会員がいるくらいです。
つまり、出会いを探すためにアプリを使うのはごく普通のことなのです。
しかし注意して欲しいことがあります。
「性病の感染」です。

いま若い人の間で性病にかかる人が増えているのです。
性病にかかる人が増えているのはなぜでしょうか。
マッチングアプリや出会い系アプリが原因なのではないか?
と考えられるようなデータがあります。

この記事では
「なぜ出会い系アプリやマッチングアプリで出会うと性病に感染しやすいのか?」
これを解説します。

性病は他人事ではありません。
新型コロナウィルスとおなじで、自分が感染源になり大切なひとに性病をうつすこともあるのです。
出会い系アプリやマッチングアプリで出会いを探そうと思っている方は参考にしてください。

出会い系アプリやマッチングアプリを使うと性病にかかりやすい理由

出会い系アプリやマッチングアプリを使うと、なぜ性病に感染しやすいのでしょうか。
性病はおもに性行為(セックスやフェラチオなど)によって感染します。
出会い系やマッチングアプリを使うと性病に感染しやすいということは、これらのアプリを使う人は性病にかかっている確率が高い、ということです。
性病にかかっている人がおおい理由として、次の4点が考えられます。

  • アプリの利用者数がおおい
  • 性病の知識がすくない人がおおい
  • ヤリ目の男性がいる
  • 「パパ活」する女性がいる

それぞれ解説します。

アプリの利用者数がおおい

みなさんご存知のようにいまはアプリを使えば本当に出会えます。
だからみんな普通にアプリで彼氏彼女を見つけています。
昔は違いました。
「出会い系」
のイメージはとても悪かったのです。

  • サクラ
  • 架空請求
  • ワンクリック詐欺

などの影響ですね。
じっさい、ほんとうにサクラばかりで出会い系といっても出会えないサイトばかりでした。
しかしマッチングアプリの台頭や、出会い系に関連する法律の改正などにより、サクラがおらず本当に出会えるアプリが増えています。
代表例をあげるとピーシーマックスですね。

「本当に出会える」というのは、とても魅力的です。
自分の兄弟や先輩がアプリで恋人を作ったという話を高校生が聞いたら、どう思うでしょうか?
「高校を卒業したら自分もアプリを使おう」
と考えるのは普通のことですよね。
若い世代は出会い系アプリやマッチングアプリを使うことに抵抗がありません。
じっさいピーシーマックスのような人気のあるアプリの会員数は1,000万人を超えます。
利用者がとても多いのです。
おそらく利用者はこれからも増えるでしょう。

アプリにはたくさんの人がいます。
だからアプリを使えば、出会いのチャンスを増やせます。
というのも、出会い系アプリやマッチングアプリには

  • たくさんの会員の中から選べる
  • いつでも相手を探せる
  • 同時並行で複数の人と会ってもOK

という特徴があるからです。
努力すれば、セックスする相手の数や回数を増やすことも可能です。
つまり、(出会えるアプリのユーザーは)セックスの回数や、セックスする相手の数が増えたのです。<
この結果、性病に感染する人が増えたと考えられます。

若くて性病の知識が少ない男女がおおい

「友達や知り合いに、アプリで恋人をつくった人はいますか?」
この質問にたいして
「いる」
と思った人は、おそらく40代ではないと思います。
というのも、マッチングアプリや出会い系アプリを使うのは

  • 10代(18歳〜19歳)
  • 20代
  • 30代前半

などの若い男女が多いのです。
ふつう、10代や20代の若くて経験のあさい男女は性病の知識はすくないです。

マッチングアプリ利用者の年齢層分布

高校などでも性教育は行われていますが、その内容は十分ではありません。
みなさんは学校で習った内容を覚えていますか?
たぶん、覚えていない人のほうが多いと思います。
青森県の高校生にたいして行われた意識調査では、性病に感染するリスクに対しての認識が全体の2割ほどしかありませんでした[1]Web東奥 | 青森県高校生 性病リスク認識甘く
海外では中高生のうちから避妊具の使いかたや、性病感染の仕組みなどを学校で教わるようです。
日本では海外ほど具体的ではありません。
「性」にかんする抽象的な内容の性教育になりがちです。
これでは、いざというときに役にたちません。

スマホ時代のいま、アプリで出会ったり恋人を作ることは普通です。
結婚したカップルが、出会った方法として
「マッチングアプリ」
をあげることも増えています。
このような状況なので、高校を卒業したらすぐに出会い系アプリやマッチングアプリに登録する人もいます。
性病の知識だけでなく人生経験も浅い男女がアプリを使い異性と出会えば、性病に感染する確率は高くなるのは当たり前です。

ヤリ目の男性がいる

マッチングアプリは恋活や婚活をしたい男女向けに運営されています。
じっさい利用者のほとんどは真剣に恋人を探すためにマッチングアプリに登録して、活動しています。

しかし、少ないとはいえ例外もいます。
マッチングアプリには、恋活や婚活目的以外にも、「セフレ探し」や「ヤリ目」などを目的とした利用者も登録しています。
このような人たちは、マッチングアプリで出会う相手と真剣に交際する気はありません。
ただセックスして性欲を満足させたいだけです。

アプリの運営会社は24時間体制でユーザーを監視しています。
そして、恋活や婚活目的以外の利用者を取り締まっています。
それでも、利用者がどのような目的でサービスを利用しているかは、アプリ内の行動を観察するだけではわかりません。
じっさいに、利用者どうしで会ってみないと本当の目的はわからないのです。
だから運営会社がいくら努力しても、恋活や婚活以外の利用者をアプリから完全に排除することは不可能です。

セフレ作りなどが目的でアプリを使っている人は、性的接触の回数が多いので、高い確率で性病に感染します。
ということは、セフレ目的の利用者と性的関係を持った人も、高確率で性病に感染してしまいます。
性病は、感染しても自覚症状がないケースがあります。
性病に感染しているのに自覚症状がない人が、遊び人に騙されたことに懲りずに継続してマッチングアプリを使う場合、性病の感染はどんどん拡大していきます。

マッチングアプリで性病が拡散するパターン

「パパ活」ブームで出会い系アプリを使う女性が増えている

「パパ活」が若い女性のあいだでブーム的に流行しています。
パパ活とはどんな活動なのでしょうか。
パパ活は、2015年頃から流行りだした活動です。
簡単にいえば、女性が男性とデートやセックスをして、謝礼としてお金を受けとる行為です。
おおくの女性はお小遣い稼ぎや副業のような感覚で行なっているようですが、中には本格的に愛人契約まで進む人もいるようです。
言ってしまえば、援助交際のようなものですね。

パパ活をする女性は「出会い系アプリ」をつかって男性を探します。
出会い系アプリはたくさんの男性が利用しており、中にはお金持ちの人も登録しています。
だから、パパ活中の女性が男性と探すのによく使われます。

パパ活をしている女性にはたくさんのパパがいます。
だから、性病に感染しているリスクが高いと考えられます。
パパ活における「パパ」とは、風俗店におけるお客さんのようなものです。
人気のある風俗嬢には、ファンがたくさんいますよね?
パパ活をしている女性が魅力的なら、その女性には複数のパパがいる可能性が高いです。
複数のパパがいるということは、それだけたくさんの人と性的な関係を持っている、ということでもあります。
だから、パパ活をしている女性は避けた方が安全です。
ちなみに、風俗店では働く女性に対して1ヶ月に1回くらいの性病検査を義務付けることが多いです。
それくらい、たくさんの異性と性的な関係を持つ人は性病に感染しやすいのです。

怖いのは、パパ活をしている女性が、普通に彼氏探しをしているときです。
出会い系アプリでパパ活をし、マッチングアプリを使って彼氏を探す女性はたくさんいます。
仮にあなたが、出会い系アプリでパパ活をしている女性とマッチングアプリで知り合ったとします。
もしその女性と恋愛関係になりセックスしたら、性病に感染する確率はかなり高くなります。

パパ活女子から性病が拡散するパターン

セックスには性病感染の可能性がある

若い人にとっては、恐ろしいことですが、性病はセックスによって感染することが多いです。
だから、経歴を知らない異性とのセックスはそれなりに危ないのです。
しかし、出会い系アプリやマッチングアプリで知り合った人の前の彼氏・彼女を知ることは難しいです。
だからこそ、コンドームなどで性病感染を予防することが大事です。
男性・女性関係なく、できるだけコンドームを持ち、いざという時に使いましょう。

脚注・引用