Trov(トロブ)は世界中で注目されているオンデマンド保険

Trov(トロブ)

Trovは世界中の注目を集めているオンデマンド保険の会社です。

2018年2月現在はアメリカですらサービスが公開されていませんが、その注目度は非常に高いです。

あのAlphabet(googleの持株会社)と自動運転の分野で業務提携するなど、インシュアテックの本命と言ってよい会社かもしれません。

この記事では確認できる範囲でTrovの情報をまとめます。

Trov(トロブ)とは?オンデマンド保険の仕組み

ではTrov(トロブ)とはどんな保険サービスを提供している会社なのでしょうか。

端的にいうと、

  • スマホアプリから加入できる

  • オンデマンド型の保険

となります。

つまり、好きな時に好きな期間だけ加入させることができる保険ということです。

ちなみにTrovはアメリカのサンフランシスコを拠点としています。

家財・家電から自動車までカバー

Trovでは20,000点以上のアイテムを保険対象として扱っています。

その中には家財・家電だけでなく自動車も含まれています。

そして、すべてスマホから簡単に加入手続きができます。

保険に加入したモノが

  • (家電の)水没や破壊

  • 損傷

  • 紛失・盗難

などによって使えなくなった時に保険金を受け取ることができます。

Trov公式サイト・アプリやSNS

trov公式サイト

Trovのオンデマンド保険の加入方法

Trovで保険に加入するまでの流れを簡単にまとめます。

  1. アプリをダウンロード

  2. 保険に加入させたいモノをカテゴリや検索から選ぶ

  3. オン・オフで保険に加入

  4. 破損したり盗難されたらアプリからチャットで申請

trov画面

チャットから申請できるというのは同じくインシュアテックの注目企業「Lemonade」のP2P保険と似ています。

スマホやパソコンを含む様々なアイテムが保険対象になり、アプリから加入&申請できるという点では日本の「Warrantee Now(ワランティナウ)」と似ているビジネスモデルともいえます。

インシュアテックの注目企業「Lemonade(レモネード)」とは?提供する保険の仕組みについて解説します。
Warrantee Nowは1日だけの加入も可能なオンデマンド型の家電保険アプリです。

Trovに出資したり業務提携している企業

Trovへの注目度はとても高く、複数の大手企業と資本提携や業務提携をしています。

  • 2016年11月、フランスのAXAと業務提携

  • 2017年4月、日本の損保ジャパン(SOMPOホールディングス)が出資

  • 2017年12月、アメリカのWaymo(自動運転による配車サービス、アルファベットの傘下)と業務提携

この中でもWaymo(ウェイモ)はgoogleの持株会社であるAlphabet(アルファベット)の傘下で、自動運転分野の注目企業です。

業務提携するということはgoogleの戦略と一致するということでしょうから、googleといっしょに世界中でシェアを一気に拡大させる可能性があります。

日本でもSOMPOホールディングスが出資しており、日本市場への支援をサポートするという報道もあります[1]WSJにて確認しました。

脚注・引用

脚注・引用
1 WSJにて確認しました。