TableCheckカスタマースコアはテーブルチェックの利用者が対象になる信用スコア

TableCheckカスタマースコア

株式会社TableCheckが運営する「TableCheck(テーブルチェック)」はWEBからレストランを探したり予約することができるサービスです。

飲食店の予約に関しては利用者(つまりお客側)による

  • 無断キャンセル(ノーショー)

  • 直前キャンセル

などがお店に金銭的な被害を与えるだけでなく食品ロス(廃棄)につながるなど社会問題として認識されつつあります。

このような状況のなかTableCheckは利用者、つまりお客の信用力を可視化する信用スコア

「TableCheckカスタマースコア」

を2020年にリリースする予定です[1]https://japan.cnet.com/article/35139391/2/

もし顧客向け信用スコアが飲食店業界に導入されたら、これまでのような

顧客→飲食店

のような一方通行の評価・口コミではなく、

  • 飲食店

  • 顧客

この両者が平等な立場で、お互いを評価・レビューするような世界の実現が期待できます。

この記事では、確認できる範囲でTableCheckカスタマースコアの仕組みを整理したいと思います。

TableCheckが信用スコア分析に扱うデータ

一般的に、信用スコアは個人にひもづくパーソナルデータを分析してその人の信用力を可視化します。

では、TableCheckの信用スコアはどのようなデータによって作成されるのでしょうか。

TableCheckの運営サービスのデータ

株式会社TableCheckは

などの、飲食店・レストランに関係するサービスを運営しています。

これらのサービスからは、様々な顧客のデータ[2]https://jp.techcrunch.com/2019/01/29/tablecheck-credit-score/が得られ、信用スコアの作成に利用されます。

なお、信用スコアに関しては少なくとも日本ではすべて同意のもとに作成されます。

なので、これらのサービスを利用していても信用スコアを作成したくない人は、作成に同意しなければ強引に信用スコアが作成されることはないはずです。

外部企業との連携によって得られるデータ

TableCheckカスタマースコアは、外部企業との実証実験も予定しています[3]https://japan.cnet.com/article/35131887/

外部企業がどの会社・サービスかは明らかになっていません。

しかし、TableCheckは検索エンジンで有名なヤフーが作成する信用スコア「Yahoo!スコア」と提携しています。

よって、もしかしたらYahoo!ダイニングなどとの連携があるかもしれません。

Yahoo!がヤフーIDにひもづいた信用スコア「Yahoo!スコア」事業を開始します。この記事ではyahoo!スコアの概要や仕組みを解説します。

TableCheckカスタマースコアの仕組み

データをもとに信用スコアは作成されるとすでに述べました。

TableCheckカスタマースコアについては、

  • TableCheck内のデータ

  • 外部提携企業のデータ

を使って作成されますが、いきなりTableCheckカスタマースコアが作成される訳ではありません。

TableCheckカスタマースコアは細分化することができ、

  • 個別のレストラン利用スコア

  • 全体のレストラン利用スコア

  • その他連携しているスコア

これらのスコアを統合したものがTableCheckカスタマースコアとなります。

細分化されたスコアについて少し補足します。

個別のレストラン利用スコアとは?

個別のレストラン利用スコアとは、利用した個別の店舗のふるまいをスコアで評価したものです。

分析に使うのは

  • RFM(利用頻度や支払額)

  • キャンセル率

  • 利用したお店からの評価

  • その他行動

などのデータだと発表されています[4]https://www.itmedia.co.jp/business/articles/1907/02/news093_2.html

全体のレストラン利用スコアとは?

全体のレストラン利用スコアとは、個別のレストランを複数回利用し、作成されたスコアを統合したものです。

よって、個別のレストラン利用を積み重ねたものが全体のレストラン利用スコアとなります。

その他連携しているスコアとは?

すでに紹介した、

  • 個別のレストラン利用スコア

  • 全体のレストラン利用スコア

この2種類のスコア以外のスコアも参考にして、TableCheckカスタマースコアは作成されます。

具体的には、

  • Yahoo!スコア

との連携が予定されているようです。

TableCheckカスタマースコアが高いことによるメリット

一般的に、信用スコアが高いとユーザーにとって様々なメリットが発生します。

TableCheckカスタマースコアでもこれは同様で、提携する飲食店を利用するときに様々なメリットが発生するようです。

予約困難なお店も優先で予約が可能に

TableCheckには飲食店のWEB予約サービスがあります。

このサービスを使えば簡単にレストランを予約することができます。

しかし、超人気には予約が殺到し、予約の受け付け開始してからあっというまに予約受け付けが終了してしまいます。

もしTableCheckの信用スコアが高ければ、このような超人気店において通常の枠ではなく

  • 特別枠

  • 優先枠

のようなものを用意してもらい、優先的に案内してもらえるようです。

大事な人の特別な日を特別な場所で過ごしたい、という気持ちを持っている人にとっては有難い仕組みですね。

特別なおもてなしや限定特典

TableCheckを利用していて信用スコアが高いということは、良識的に飲食店を利用している、ということです。

飲食店としては当然良い顧客を常連客として増やしたいはずです。

TableCheckの信用スコアが高い人は、飲食店を利用したときにお店からの

  • 特別なおもてなし

  • 限定特典

なども期待することができます。

どのような利用者が高く評価されるのか?

信用スコアが高い人には様々なメリットが発生すると説明しました。

では、どんな利用者が信用スコアで高く評価されるのでしょうか。

肝心のアルゴリズムが公開されることは無いはずなので、確実は信用スコアを高くする方法はほとんどありません。

しかし、推測することは可能ですので、どんな利用者がTableCheckの信用スコアが高くなるかを考えます。

レストラン・飲食店にとっての「良いお客」

レストランや飲食店に「良いお客」と思われる人は間違いなく信用スコアが高くなるはずです。

では、良いお客とはどんな利用者なのでしょうか。

箇条書きでまとめると

  • 無断キャンセル(ノーショー)をしない

  • 社会的な常識やマナーを守る

  • 他の利用客に迷惑をかけない

などが考えられます。

「お客様は神様です」の終わり

そもそも

  • サービスを提供する側

  • 提供されたサービスを利用する側

この両者は一種の契約によって成立する関係です。

契約なのでお互いが対等な立場ということです。

よって、飲食店等のサービスの現場でもお互いがお互いを尊重することが本来望ましいはずです。

しかし、とくにサービス業などではサービスする側に対しての敬意が乏しいことによって起きるトラブルが発生することが時折ありました。

これまで

「お客様は神様です」

という言葉が当たり前に使われていた日本ですが、TableCheckカスタマースコアのような相互評価の仕組みが普及すれば、お互いが対等な立場だという認識が広がるかもしれません。

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