日本では個人が
「お金を借りたい」
と思った時、まず考えたいのは銀行を含む専門の金融事業者からの借り入れです。
個人がお金を借りる方法は何種類かありますが、このページでは個人と個人間ではなく個人が銀行をふくむ金融事業者からお金を借りる方法をまとめます。
参考程度に公的機関や個人間での借り入れについても触れますが、公的機関や個人間の借り入れについての詳しい情報は他のサイトを参考にしてください。
このページの目次
金融機関や金融・貸金事業者から借りる5種類
まずは
-
金融機関(銀行など)
-
貸金事業者(消費者金融など)
などから個人がお金を借りる方法をまとめます。
ただし、金融事業者だからといって安心安全だという訳ではありません。
事業者の中には後述しますが闇金・街金と呼ばれる悪質な業者も入っています。
できるだけ信頼できる有名な事業者から返済可能な金額を適切に借りてください。
クレジットカードのキャッシング枠を使う
社会人の男女であればクレジット機能が付くカードを持っている人が多いでしょう。
クレジット機能があるカードは買い物でのクレジット決済だけでなくキャッシング(借り入れ)にも利用ができます。
お金を借りれる額は所有しているクレジットカードの
「キャッシング枠」
を確認すればよいだけです。
ただし、クレジットカード契約時にキャッシング枠を利用しない契約にしている人は利用できません。
もし万が一の時の備えてクレジットカードにキャッシング機能を付けたい方はカード会社に変更を依頼してください。
変更手続きは簡単にできます。
銀行のカードローンを利用する
比較的簡単にお金を借りれることで何かと話題になっているのが銀行による個人へのカードローンです。
条件的には
-
銀行が熱心に加入の勧誘をしている
-
審査が甘いという説がある
-
金利はまずまず高い(年利は最大14%の銀行が多い)
-
利用限度額の上限が高い(数百万の借り入れが可能)
など、金利はさほど消費者金融と変わりませんが総量規制が無いぶんお金は借りやすいです。
しかし、銀行のカードローンによって多重債務者が増加している状況から見て今後は何かしらの規制が入るのはほぼ間違いありません。
じっさい、法律ではなく自主規制として借り入れ上限を年収の2分の1から3分の1に設定する銀行が増加しています。
消費者金融でのキャッシング
消費者金融は各社が膨大な量のCMをお茶の間に流していることもあり、お金を借りたいと考えた時に真っ先にCMのイメージが浮かぶ人も多いはずです。
有名どころでは
-
プロミス
-
アコム
-
モビット
-
アイフル
などでしょうか。
金利については最大で18%くらいとカードローンよりも高いですが、総量規制によって個人は年収の1/3までしか借り入れができないようになっています。
よって借り入れの金額はかなり限定されます。
冷静に考えれば現実的に返済をしっかり考えられる金額しか借りれませんので、借りる方にはとても親切な仕組みです。
なので大手消費者金融でのキャッシングは比較的安全性が高いです。
このあとに紹介する闇金・街金とは雲泥の差です。
闇金・街金等は危険度が高い
闇金・街金の定義は曖昧です。
一般的に闇金・街金と呼ばれるのは
-
貸金業に都道府県に届け出をしていないのに業務を行う業者
-
法律で定められている上限金利以上の金利設定をする業者
-
違法な取り立てをする業者
などに該当する業者です。
テレビCMを打てるような業者や銀行からお金を借りることができない人が辿り着くのが闇金・街金です。
小さい金額でも一度借りれば色々なリスクを負うことになりますので、闇金や街金からお金を借りざる負えない状況になったら自己破産等も考えなければいけない状況と言えます。
個人でも資金が募れるソーシャルレンディング
「ソーシャルレンディング」というネットサービスを使えば個人でもクラウドファンディングのように用途を公開してクラウド(群衆:個人会員)から資金を借り入れすることができます。
この仕組みは
-
P2P金融
-
P2Pレンディング
-
ソーシャル金融
とも呼ばれ、新しい金融の形として注目されました。
しかし、日本では過去にあったものの資金を募った個人が計画通りに返済できず、個人投資家が損をするような案件ばかりになり、個人はソーシャルレンディングを通じてお金を借りることが難しくなりました。
※法律的に禁止されているのではく事業者が個人の資金調達を断っています
日本で個人間の融資が行われるようなプラットフォームが出来るのはまだまだ先になりそうです。
その他の借り入れ方法
ごく簡単にではありますが国や個人からお金を借りる方法についても触れます。
国や市などの公的期間から借りる
日本では国や市など、公的機関からも個人がお金を借りることができます。
代表的なところは
-
市役所の生活福祉資金貸付制度
-
国の教育ローン
などがあります。
それぞれ条件が設定されていますので、各機関で借り入れ条件を確認してください。
家族や友人・知人などから借りる
言及するまでもありませんが
-
家族・友人・知人
-
ネット掲示板等で知り合った他人
などからお金を借りるのはそれなりの覚悟が必要です。
特にネット掲示板等で知り合う他人からお金を借りることは覚悟だけでなくリスクも負うことになります。