MFクラウドファイナンスは会計ソフトで有名な株式会社マネーフォワードによる融資サービスです。
MFクラウドファイナンスは従来の融資方法と比較すると
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書類を作成する手間が大幅に短縮される
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融資の面談のために銀行などを訪問する必要がない
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審査時間が圧倒的に早い
などの特徴・メリットがあります。
このページではMFクラウドファイナンスの仕組みを中心に解説します。
個人事業主や小規模の法人で融資を検討している方は参考にしてください。
このページの目次
MFクラウドファイナンスの仕組み- トランザクションレンディングの仲介役
MFクラウドファイナンスはトランザクションレンディングと呼ばれる融資サービスを仲介してくれます。
トランザクションレンディングについては
・トランザクションレンディングの仕組み・メリット解説やサービス比較
こちらで詳しく解説しています。
MFクラウドファイナンスの仕組みを簡単にまとめると
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マネーフォワードの会計データを使って
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トランザクションレンディング事業者が与信判断をして
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トランザクションレンディング事業者が融資をおこなう
このようになります。
つまり、お金を貸すのはマネーフォワードではなく、MFクラウドファイナンスと提携している金融事業者です。
※もちろんしっかりとした銀行や金融事業社のみが提携しています
MFクラウドファイナンスにおけるマネーフォワードの役割は
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利用者へトランザクションレンディングをしてくれる金融事業者を紹介
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金融事業者への会計データの提供(もちろん融資を希望した場合のみ)
このようになります。
融資を受けれるのはマネーフォワードのサービス利用者
MFクラウドファイナンスを使って融資を受けるためにはマネーフォワードのサービスである
このどちらかのサービスを利用中でなくてはいけません。
両方とも無料で使えるお試し用の「フリープラン」が用意されています。
まだマネーフォワードのサービスを使ったことがない方はまずはフリープランで使ってみましょう。
たとえ有料プランに移行したとしても
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MFクラウド会計は毎月1,980円
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MFクラウド確定申告は毎月800円
このようにかなり安い金額で利用できます。
なので自社で経理を雇ったり、顧問税理士に融資用の資料を作ってもらうのと比べると費用をかなり抑えることが可能です。
与信にはマネーフォワードの会計データを使う
提携している金融事業者は与信の際にマネーフォワードの会計データを使います。
じっさいの会計データを使って
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融資の可否
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融資条件(限度額・利率)
を判断するので、的確な融資条件で融資を受けれるという仕組みです。
会計データをそのまま見てもらうので
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ネットから申し込みが簡単にできる
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審査のための書類を作る必要がない
という、融資する側のメリットも大きいです。
提携している会社一覧
MFクラウドファイナンスと提携している金融事業者は
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GMOイプシロン トランザクションレンディング(GMOイプシロン株式会社)
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レンディング・ワン(住信SBIネット銀行)
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ふくぎんビジネスローンファストパス(福岡銀行)
これらオンラインレンディングをサービスとして提供している会社です。
3社だけでなく、おそらく今後は提携する会社がどんどん増えると思います。
将来的に融資担当者と会ったりしたい場合は事業所の近くの会社などを選ぶと良いかもしれません。
融資条件は融資申込みをする会社によって違う
MFクラウドファイナンスの融資条件は融資を申込む会社によって違います。
また、レンディング・ワンは法人しか申し込みができないので注意してください。
審査するのは提携事業者
融資の審査、つまり与信を行ってくれるのは選択した金融事業者です。
なので、
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審査結果がなかなか届かない
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審査に落ちた理由を知りたい
などの場合はマネーフォワードではなく選択した事業者に問い合わせることになります。
会計データが少ないと融資を断られることも
融資の判断はマネーフォワードの会計データをみて行います。
なので、もし会計データの量というか期間が少なければ事業の安定性や将来性を判断できず、融資を断られてしまう可能性があります。
これに関しては早めにマネーフォワードを利用し、データを蓄積するなどの対策をしてください。
中小企業や個人事業主の資金調達方法として最適
中小企業や個人事業主にとって資金調達はかなり大きなハードルになります。
社内に経理の担当者がいない会社だと、資料作成や数度の訪問などの手間と時間を考えると気が滅入ることでしょう。
MFクラウドファイナンスを使うと資金調達にかかる
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手間・労力
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費用
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時間
などを大幅に短縮することができます。
ただ、記事内でふれたように提出できる会計データが少ないと融資の判断ができず断られてしまうことがあります。
将来融資を受けたいと考えていてマネーフォワードを利用していない方は早めにマネーフォワードを利用し、融資に必要なデータを貯めておいた方がよいかもしれません。