クレジットカードを使って決済することにより、個人の決済の情報がクレジットカード会社に蓄積されます。
この決済の情報は金融機関等が「信用情報」として与信の際に利用します。
なので、漠然と使うのではなくきちんと信用力を上げる方法を理解して使うことが重要です。
このページの目次
クレジットカードを使い「クレジットヒストリー(クレヒス)」を蓄積する
クレジットカードを使った決済の情報は
クレジットヒストリー(クレヒス)
と呼ばれます。
クレジットヒストリーには個人に関する様々な情報が含まれており、上手にクレジットヒストリーを蓄積すれば個人の信用力を証明することも可能です。
もしクレジットヒストリーによってその人が高い信用力を持っていると判断されたら、その人には色々なメリットがあります。
とくにデータ(情報)によって個人の信用力が左右される時代においては、クレジットカード等の決済履歴をデータで蓄積することにはたくさんのメリットが生じるはずです。
クレヒスを良くすることのメリット
すでに述べたようにクレジットヒストリーを良くすることにはメリットがあります。
メリットに関してはたくさんありますので、一覧にしてまとめます。
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住宅や自動車ローンの審査に合格しやすい
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新規のクレジットカード入会に通過しやすい
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クレジットカードのランクを上げやすい
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ローンや融資の金利が下がる
このようにお金に関わる物事に直接的に影響があり、人生全体で考えるととても大きな影響があることがわかります。
クレヒスを積む信用力を上げるためにカードを作る
クレジットカードを持っていない方の多くは、理由としてきっかけがなかっただけだと思います。
ただ、クレジットカードをはじめて作るときはクレジットヒストリーがありません。
なので、はじめてのクレジットカードとしてはできるだけ審査が厳しくないクレジットカードを作ることがおすすめです。
あとは、自分の生活圏で使えて、ポイントなどが増えるものがおすすめです。
この2点を満たすおすすめクレジットカードには
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マルイグループのエポスカード
などがあります。
クレジットヒストリーで信用力を上げる方法やコツ
クレジットカードを使って信用力を上げるには適切にクレジットヒストリーを積み重ねるしかありません。
そもそも「信用力」という言葉はとても曖昧な言葉で、さらに時代によって信用力の高い人の定義は変化します。
しかし適切なクレジットヒストリーの作り方には一定のルールがあり、時代に変化にそこまで影響を受けません。
クレジットヒストリーを使って信用力を上げる方法やコツ・ノウハウなどをしっかり身につけて自身の信用力を高くしてください。
方法その1. 毎月の支払いには絶対に遅れない
クレジットカードの利用はいわゆる「信用取引」です。
つまり自身の信用力を担保にして、クレジットカード会社が代わりに支払ってくれているのです。
なのに、クレジットカード料金の引き落とし時に連携している口座にお金がなかったら、クレジットカード会社は代わりに決済したお金を受け取れません。
こうなるとクレジットカード会社からしたら貸したお金が帰ってこないことと同じです。
とうぜんカード保有者の信用力は著しく落ちます。
毎月のクレジットカードの引き落としのタイミングは必ず覚えておき、しっかり入金しておいてください。
クレジットカードの支払いの遅延・延滞は
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遅延してもあとで払うから大丈夫
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延滞料を払うだけだから大したことない
という意識でいたらダメで、お金の問題ではなく信用力に影響が出る大きな問題なのです。
そして、信用はお金以上に大事という考え方も人間社会にはあります。
方法その2. 支払い時にクレジットカードで決済する
クレジットヒストリーは、ヒストリー(歴史)という言葉が使われるだけあって、クレカ決済の履歴がないとクレジットヒストリーとして成立しません。
もしクレジットヒストリーが全くない状態だと、「スーパーホワイト」となり信用力の判断が難しい状態になります。
なのでもしクレジットカードを持っていたら支払い時に決済方法として利用してください。
現金主義も良いのですが、それだと家計簿アプリなどを使っていない限りネット内に履歴が残らず、信用力を判断するデータとしても残りづらくなります。
ただし、無駄にクレジットカードを保有するのは厳禁です。
使わないカードは持っていてもメリットはありません。
しかしデメリットはあるのでしっかり解約しておきましょう。
方法その3. 定期的にクレジットカードを利用する
方法その2と少し被りますが、クレジットカードは定期的に利用してください。
定期的に利用していればクレジットヒストリーが蓄積され、それが信用力の証明になります。
なので、毎月支払いが発生する
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携帯電話料金
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水道光熱費
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家賃
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自動車や住宅などのローン
などをクレジットカード払いにしておくとどんどんクレジットヒストリーが貯まっていきます。
これらを毎月滞りなくきっちり支払うだけでも信用力は蓄積されていくのです。
そして、長い年月にわたって使い続けるほど信用力が高くなります。
方法その4. 限度額に対しての割合に注意
クレジットカードには限度額というものが設けられています。
限度額は信用力が上がることによって高くなりますが、だからと言って使いすぎてはいけません。
とくに限度額いっぱいまで使うのは良くありません。
アメリカはクレジットカードの使用履歴をクレジットスコアとして信用力の審査に使うことで有名ですが、アメリカでは限度額に対して50%までの使用が適切だとされています。
もちろん日本では事情が多少異なりますが、毎月ぎりぎりまで使うなどの行動は金銭的なルーズさの証明になる可能性があるので、限度額に対してできれば50%未満におさえましょう。
将来的には決済サービスと連携して信用スコアを上げられるかも
日本ではまだですが、海外ではモバイル決済の履歴が個人の信用力を数値化するのに参考データとして用いられます[1]中国の芝麻信用というサービスです。。
海外の流行サービスはそのまま日本の流行サービスになる可能性は高いので、いまのうちからクレジットカードなどを決済手段として用意しておくと良いかもしれません。
脚注・引用
↑1 | 中国の芝麻信用というサービスです。 |
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