消費者金融や銀行のカードローンのCMがたくさん放送されています。
しかし、実はあの広告の対象となる人、つまりお金を借りれる人はおおまかには
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20歳〜69歳の
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安定した収入がある人
という条件を満たす人のみです。
そして世間的に
「安定した収入が無いだろう」
と見られやすい無職の方は消費者金融でお金を借りることは難しくなります。
ここでの「無職」とは
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アルバイト・パート
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大学生・短大生・専門学生
などは含みません。
いわゆる職業として書ける情報が無い方を「無職」とします。
このページでは無職だけど消費者金融での借り入れを考えている方向けです。
基本的には無職の方は借り入れは難しいですが、無職にも色々なパターンがありますので参考にしてください。
※無職ではありませんが「専業主婦」の借り入れについても補足します
流れとしては
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なぜ無職だとキャッシングが難しいのか
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無職で安定した収入も無いパターンでのキャッシングについて
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無職でも一定の収入があるパターンでのキャッシングについて
という順番で進めます。
このページの目次
なぜ無職だと消費者金融からのキャッシング(借り入れ)が難しいのか
無職の方は消費者金融からの借り入れが難しくなります。
これは、審査時に安定した収入が無いと判断されることが多いからです。
消費者金融各社はこの「安定した収入」という部分を重視します。
安定した収入が無い=返済能力が低い
安定した収入とは、例を挙げると
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1ヶ月に1回の収入がある
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収入が今と未来に渡って毎月振り込まれる見込みがある
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金額は数千円単位でなく数万円かそれ以上の振込が期待できる
この3点を満たすような状態のことです。
そして、この3点を満たせない方は消費者金融が貸したお金に対しての利息を付けた返済能力が乏しいと見なされます。
消費者金融側としては、貸したお金を返してもらえなければ損になるだけです。
だから安定した収入が無いことが多い無職に方に対しては審査が厳しくなります。
審査の申し込みは可能
無職でも審査の申し込みは可能です。
しかし、今は各社しっかり審査をしますので、各社が定める条件を満たせなければ当然審査に落ち借り入れはできません。
無職・無収入でもお金を借りられるような審査の甘い消費者金融は無い
たまに
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無職でも消費者金融からお金を借りれる
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収入がなくても借りられる
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激甘審査でお金が借りれる
などの広告や記事をみかけますが、ほとんどが裏技的なテクニックを紹介するだけです。
基本的には消費者金融で無職・無収入の方はをお金を借りることはとても難しいです。
もし無職・無収入の方にお金をどんどん貸しているような消費者金融があったら、それは
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闇金(ヤミ金)
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裏金
などと呼ばれる業者です。
確かにお金を借りれるかもしれませんが、リスクはそのぶん高くなります。
無職なのに働いていると嘘をつくのは絶対にダメ
無職なのに
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仕事をしていると嘘をつく
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仕事をしているとみせかけるために収入証明書類を偽造する
などの行為をしてはいけません。
内容によっては犯罪を犯すことになりますので、絶対に止めましょう。
無職で収入も無いパターンでの借り入れ
ここからは具体的に借り入れについて説明していきます。
まずは
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無職で
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収入が無い
この両方に該当する方の借り入れ方法についてです。
基本的には、無職で収入が0円の場合は消費者金融からお金を借りることは難しくなりますが、例外はあります。
それは「専業主婦」の場合です。
パート・アルバイトをしていない専業主婦が借り入れする方法
主婦がパート・アルバイトをしていない場合は「専業主婦」と呼ばれます。
専業主婦は当然収入がありません。
しかし、
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夫に安定した収入がある
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夫の同意を得ている
この2点を満たせば夫の収入を基準として借り入れの審査申し込みが可能になります。
これは「配偶者貸付」と呼ばれていますが、配偶者貸付を行なっている消費者金融業者は限られています。
誰もが名前を聞いたことがあるような大手消費者金融は実施していません。
※銀行カードローンなら夫が保証人になれば借りれる可能性があります
配偶者貸付では夫の年収の3分の1まで借り入れ可能
配偶者貸付を利用すると夫の収入が基準となり、最大で夫の年収の3分の1までが借り入れ可能となります。
主婦がそのまま仕事をしない場合、これでは実質的には夫が借金をしたのと何も変わりません。
なのでもし配偶者貸付を利用したら、妻もパートをしたりするなどしてなるべく早く返済できるようにしてください。
無職でも一定の収入があるパターンでのキャッシングについて
仕事をしていない=収入が無いという図式は成立しません。
無職でも収入を得ている方はたくさんいます。
いくつかパターンがありますので、それぞれ消費者金融での借り入れが可能かどうかを解説します。
無職でもやFX・株式の収益や配当金などの収入がある場合
無職でも
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FXの収益
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株式投資の収益
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株式投資の配当金
などで一定の収入があるとします。
これでは職業でいうと「トレーダー」や「個人投資家」となりますが、これらは職業として認識はされていません。
※個人事業主や法人として登録していたら別です
企業に所属していなければ無職です。
そして、安定した収入があるとも認識してもらえません。
そもそも株やFXで得られる収益は安定しません。
資産は常に変動しているからです。
配当金に関しては安定性は高いですが、企業の業績しだいで0円にもなります。
つまり全体として不安定なのです。
消費者金融に審査を依頼するときは収入を証明する確定申告書の中身次第となりますが、簡単にはお金を借りれないと思ってください。
無職でもアフィリエイト・せどりなどで収入がある場合
ネットで簡単にはじめられる
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アフィリエイト
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せどり
などはその手軽さゆえに副業として人気です。
まずは副業としてはじめて、軌道に乗ってからこれらを本業にする人もいるようです。
もし収入を得ている場合は個人事業主として登記し、毎年確定申告をしてください。
そうでないと「職業」としては認識されません。
もし個人事業主として登記しており、毎年確定申告をしていれば消費者金融から借り入れができる可能性がありますが、そうでない場合は難しいと認識した方が良さそうです。
年金収入のみで生活している年金受給者の方
年金のみで生活している場合、確かに一定の安定した収入があります。
しかし、年金で生活をしているという時点でそれなりの年齢になっています。
消費者金融は返済能力を重視しますので、高齢者に対しての貸付は渋る傾向があります。
なので年金しか収入が無い方は消費者金融でお金を借りることは難しいです。
無職で生活保護を受けている方
様々な理由があり、収入を得ることができなくなった時、日本では生活保護を申請できます。
そして、申請が通れば生活保護という形式で安定したお金を得ることができます。
生活保護として得たお金は「収入」とはみなされません。
生活保護を受けている最中に借り入れ等をすれば不正受給となります。
となると生活保護は打ち切られますので、生活保護を受けている方は諦めてください。
失業保険の手当てでしばらく収入がある方
雇用保険に入ってて一定の条件を満たせばもし失業しても失業保険の手当てを受け取れます。
しかし、自己都合の退職だと最長でも150日分しか受け取れません。
ですので安定した収入とはみなされず、お金は借りれません。
どうしても借り入れをしたい場合、次の就職先を見つけて働きはじめたら相談してみてください。
無職の方はアルバイトや派遣でも良いので就職がおすすめ
ここまで解説したように、基本的に無職での借り入れは厳しいものがあります。
正社員とはいかないまでも、
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アルバイト・パート
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派遣社員
などになり、それから借り入れを考えた方が返済計画が立てやすいという面でもおすすめです。